まともがゆれる―常識をやめる「スウィング」の実験

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まともがゆれる―常識をやめる「スウィング」の実験

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784255010977
  • NDC分類 369.27
  • Cコード C0095

出版社内容情報

弱くていいのだ。ダメでいいのだ。ダメだから人に救われるし、救われたら人を救おうと思うのである。

こうしてダメがダメを救っていく。世の中を回しているのはお金じゃなくて「ダメさ」「弱さ」であっていいんじゃないか。

……寄稿 稲垣えみ子



「できない」ままで生きてもいい!

自分の欠点ではなく「世の中が押し付けてくるまともな生きかた」と戦う術。



親の年金でキャバクラに通い、そのたび落ち込んで引きこもっていた増田さん。

何をやっても自信が持てない、一応「健常」な施設スタッフ沼田君。

毎夕、意味不明なワン切りを必ずしてくるひーちゃん。

「足が腐った」とか「定期をトイレに流した」とか、まばゆいばかりの屁理屈で仕事をサボろうとするQさん……。



障害福祉NPO法人「スウィング」に集う、障害を持つ人・持たない人たちの「できないこと」にこだわらないエピソードと、心の栓を抜く、脱力しきった詩の数々。



誰かが決めた「まとも」を見つめ直し、ゆらしたりずらしたりすることで、それぞれの生きづらさを緩めるヒントとなる一冊。


木ノ戸昌幸[キノトマサユキ]
著・文・その他

内容説明

ギリギリアウトをセーフに変える障害福祉NPO法人「スウィング」に集う人々が「できないこと」にこだわるのをやめ、緊張から解放されるまで。自由すぎる詩多数収録!

目次

犬になる
朝からはじめる「ギリギリアウトを狙う」こと
町に異物を放つ、清掃活動「ゴミコロリ」
境界線上の「京都人力交通案内」
表現の枠を広げる「オレたちひょうげん族」
脱出!いつも何かをしなければいけない感じ
ケツの穴の小ささについて または個人のスマホを職場で充電してはいけないのか
無縁社会を生き延びる術
不健康に生きる権利
親の年金をつかってキャバクラ
まともになりたい男
目に見えないモノだらけ
ヘラヘラ笑う小学生の正体
「やのに感」の考察
I AM SHOUGAISHA
「障害者」を差別する「障害者」
稼げる就労VS稼げない就労
生きづらさからの出発

著者等紹介

木ノ戸昌幸[キノトマサユキ]
1977年愛媛県生まれ。NPO法人スウィング理事長。立命館大学文学部卒。引きこもり支援NPO、演劇、遺跡発掘、福祉施設等の活動・職を経て、2006年にスウィングを設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

80
「まとも」「常識」って、そもそも何なんだろう?そこにあるのは、どんな意味なんだろうと考える。もちろん、やってはいけないことはある。一方で、それによって嵌められる箍ばかりが増えているし、さらに同調圧力も高くなっているように感じている。そこを疑ってみることの意義は、とても大きいのではないかと思うし、それが、息を抜くことにもなると思う。スウィングさんの考え方で、「ぎりぎりアウト」というのが、腑に落ちる。それって、周囲が少しだけ変わることで、セーフになるんだよなあ~。2022/02/26

keroppi

67
確か読売新聞の書評で見て図書館に予約入れていた。京都のNPO法人スウィング。障害者とともに、「まとも」って何だろう?と考える。弱い事やダメな事が、どうしてダメなんだ。失敗してもいいじゃない。そんな社会が出来れば、イジメも引きこもりも無くなるんじゃないかなぁ。本に登場する障害者の方々の笑顔がいい。詩がいい。絵がいい。一気読みでした。出来れば多くの人に読んでほしい本です。2019/06/26

booklight

50
『親の年金をつかってキャバクラ』ってパンチ力最高。京都の障がい者福祉支援NPO「スウィング」の活動記。現在、障がい者と言ったときの幅の広さは想像以上。親の年金をつかいこんで自責の念に駆られて数か月引きこもる。そしてまた繰り返す。そんな人を支援して、親元から離れ自分の金銭を人に預けて暮らせるように支援。たとえばそんなダメさと向き合うことで、「ギリギリアウト」を狙うことで、自然と世界観が広がる。手探りでアートもやり、ごみ拾いもやり、就労もして、常識外からの実感のある世界を作っている。そっちの常識がリアルだな。2019/10/19

ちゅんさん

48
とてもいい本でした。「まとも」とは何か。私たちは「まとも」に縛られすぎていないか。効率を求めすぎてはいないか。“ギリギリアウトをセーフに。どうしようもない弱さを強さに。そして、たまらん生きづらさをユーモアに。”読んでて泣きそうになったし勇気と元気と笑いをもらえました。2019/09/25

Natsuko

45
知的障害者通所施設「スゥイング」理事長著。タブーとか不謹慎を承知で、施設の利用者の面白さを語る。朝礼では自由に「どうでもいいこと」を発言、戦隊ものに扮した町のゴミ拾い隊、ボーっとしたりさぼったりすることの正当化、どうでもいいことを問題視しない組織、無駄やわずらわしさの楽しさ、「障害者アート」への違和感、軽度障害者の方が生きやすいという誤解、「健常者と障害者」「職員と利用者」が支配的に二分化された構造の組織・・・心に響きまくった。私も品行方正(?)な考え方を見直し、もっと素直に面白がって働こうと思った。2022/01/08

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