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出版社内容情報
弱くていいのだ。ダメでいいのだ。ダメだから人に救われるし、救われたら人を救おうと思うのである。
こうしてダメがダメを救っていく。世の中を回しているのはお金じゃなくて「ダメさ」「弱さ」であっていいんじゃないか。
……寄稿 稲垣えみ子
「できない」ままで生きてもいい!
自分の欠点ではなく「世の中が押し付けてくるまともな生きかた」と戦う術。
親の年金でキャバクラに通い、そのたび落ち込んで引きこもっていた増田さん。
何をやっても自信が持てない、一応「健常」な施設スタッフ沼田君。
毎夕、意味不明なワン切りを必ずしてくるひーちゃん。
「足が腐った」とか「定期をトイレに流した」とか、まばゆいばかりの屁理屈で仕事をサボろうとするQさん……。
障害福祉NPO法人「スウィング」に集う、障害を持つ人・持たない人たちの「できないこと」にこだわらないエピソードと、心の栓を抜く、脱力しきった詩の数々。
誰かが決めた「まとも」を見つめ直し、ゆらしたりずらしたりすることで、それぞれの生きづらさを緩めるヒントとなる一冊。
木ノ戸昌幸[キノトマサユキ]
著・文・その他
内容説明
ギリギリアウトをセーフに変える障害福祉NPO法人「スウィング」に集う人々が「できないこと」にこだわるのをやめ、緊張から解放されるまで。自由すぎる詩多数収録!
目次
犬になる
朝からはじめる「ギリギリアウトを狙う」こと
町に異物を放つ、清掃活動「ゴミコロリ」
境界線上の「京都人力交通案内」
表現の枠を広げる「オレたちひょうげん族」
脱出!いつも何かをしなければいけない感じ
ケツの穴の小ささについて または個人のスマホを職場で充電してはいけないのか
無縁社会を生き延びる術
不健康に生きる権利
親の年金をつかってキャバクラ
まともになりたい男
目に見えないモノだらけ
ヘラヘラ笑う小学生の正体
「やのに感」の考察
I AM SHOUGAISHA
「障害者」を差別する「障害者」
稼げる就労VS稼げない就労
生きづらさからの出発
著者等紹介
木ノ戸昌幸[キノトマサユキ]
1977年愛媛県生まれ。NPO法人スウィング理事長。立命館大学文学部卒。引きこもり支援NPO、演劇、遺跡発掘、福祉施設等の活動・職を経て、2006年にスウィングを設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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