出版社内容情報
日本SF大賞受賞作である「WOMBS(ウームズ)」(全5巻・小学館IKKIコミックス)の前日譚。遠い未来、人類によって植民された惑星・碧王星(へきおうせい)を舞台に、異星生物を子宮に移植されることにより、空間跳躍能力を得た妊婦の戦士たちの戦いを描く。本編「WOMBS」の前、まだ跳躍能力を制御しきれずにいた妊婦の戦士・アルメアたちは、軍を脱出し、敵国に隠れている産婦人科医・ビナードのもとを訪れ、堕胎を要求するが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tamanya7
1
WOMBSの前日譚。どのように異星生物の能力を簒奪し、妊婦を兵器へと変えたのか。開発者の視点、原生生物とのボスや軍との関わりなど、語られなかった部分が描かれている。流れとしては、これは本編の途中に読みたかったな。まあでも読めて良かった!2021/10/01
A.Sakurai
1
本編の執筆時にやむなく削ったエピソードだというので、本編を読んでいて奇異に感じていた部分である転送隊の独立性と裏腹の不安定さが本書と平仄にあっている。削った一部ということはまだ別の部分があって出てきそうな予感もする。マナたち新世代もクリムゾン部族と生活を共にしたのだが,ここがあっさりしていたので削った部分があったのだろう.段々とニーバスに考え方や習俗が似てくる描写がそこかしこにあり,ファーストの社会が自滅したあと,碧王星生態に適応してニーバス型社会へ変容していく未来への暗示ではないか.2021/09/18
ReiOdaira
0
おお。というか前作の登場人物をはっきり思い出してないけど、本の山から発掘して読み返してみようかな。2022/05/22
bbb
0
○。前日譚だが、繋がり思い出せなかった。 先にこの状況がわかっていたら、読み方が変わっただろうとは思う。 記録もれ、読んだ日不明2021/10/09
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- 月刊アームズマガジン2018年1月号