出版社内容情報
日本SF大賞受賞作である「WOMBS(ウームズ)」(全5巻・小学館IKKIコミックス)の前日譚。遠い未来、人類によって植民された惑星・碧王星(へきおうせい)を舞台に、異星生物を子宮に移植されることにより、空間跳躍能力を得た妊婦の戦士たちの戦いを描く。本編「WOMBS」の前、まだ跳躍能力を制御しきれずにいた妊婦の戦士・アルメアたちは、軍を脱出し、敵国に隠れている産婦人科医・ビナードのもとを訪れ、堕胎を要求するが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
A.Sakurai
1
『WOMBS』の転送隊が成立するまでの前日譚。あの飛び抜けてすごいSF世界設定は既に前提なので、あの能力の開発経緯と、実験動物扱いされていたサウラやアルメアたちが如何に生き延びようともがいたかが中心の物語となる。とすれば、ニーバスのクリムゾン部族との関係が大事なんだけど、ここが今一つ期待したものではない。族長と娘、黒犬部族としての独立、抗争など民俗的な描き方なのだが、トリヴァースの親子間競争のような生物学的視点を内心で期待していたんだと思う。何しろニーバスは進化の産物としてあの能力を得たのだから。2021/09/18
ReiOdaira
0
この設定はいくらでも深掘りができるな。2022/05/21
bbb
0
○。えーっと、どこまでが前作で隠されたネタだったかな。2021/10/02