出版社内容情報
生島宝(41歳)は、生パスタ教室「ミ・テゾーロ」を始めた。以前はイタリアンレストランだったが、夫が失踪して今の教室形式になった。この教室は、生徒が生パスタを使った料理を教わり、その後、宝があらかじめ用意しておいたパスタとワインをいただく。生徒が作ったパスタはお持ち帰り。また、希望すればオプションで、「浮気」「セックスレス」などの悩み相談ができる場所でもあります。オプションの心理カウンセリングは無料。果たして宝のアドバイスとは…!?
野崎 ふみこ[ノザキ フミコ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりもん
12
生パスタレシピが美味しそう。ソースも簡単で作りたくなった。2019/10/03
aof
2
うーん、カウンセリングはやっぱり苦手だなぁ。 傾聴してるふりして、コントロールしてる。 しかも、カウンセラーが勝手に良いと思ってる方向へ。 人は健やかに、笑顔で、課題を解決していくべきものなんだろうか。 いや、そらそうよって思いつつも、それを他人に決められるのやだなぁ。 でも、自分でも決めれなくなってるのがカウンセリングを必要とする人だしなぁ。 カウンセリングや支援に対するもやもやが爆発する漫画だわ。2023/01/14
リカコ
2
unlimited。すごくよかった!心理カウンセリングも兼ねる生パスタ教室。レシピ付き。なかなか作ることはできないけれど、おいしそうで、温かい物語。2021/07/10
Roko
2
宝さんは生パスタ教室をやっています。生パスタとソースを作って、試食をして、そこまでは普通のパスタ教室ですけど、食後にオプションで心理カウンセリングをしています。このお店に来た人たちは、最初は「そんなことない」「大したことない」って言ってますけど、宝さんに背中を押されて、自分の中にしまい込んでいた黒いものを吐き出すことで、何かをつかんで帰ることができるようになります。宝さんが言っていた、「わたし可哀想な人をやめたんです」っていう気持ち、この作品を読んだ人みんなが感じてくれるといいなぁって思います。2019/03/06
みるきー
2
「たまこ定食」の人だ~。とレンタル。やっぱりテイストが似てる!パスタを作りながらカウンセリングもする料理教室って面白い。料理してる間に心を開きやすくなって、みんな最後は心の中のモヤモヤ・ドロドロを吐き出せるなんてすごい。1話目と2話目の夫に不満を持っている人の話がちょっとグサッと来た。私も自分を見てほしいと思ってる方なので…。わたしもわたしを見ていかなくてはと思った。しかし、宝さん、ご主人とのことで自分も傷ついているはず。そのへん、どうなっていくのか気になる。2019/01/29