出版社内容情報
ちばてつや文化勲章受章記念出版!満州の夕日、壮絶な引揚げ体験、極貧生活……波乱万丈の漫画家人生をイラスト・文でたどる。86年の生涯を回顧した唯一の自伝!!
【目次】
内容説明
満州の夕日、壮絶な引揚げ体験、極貧生活、そして漫画家デビュー―…波乱万丈の漫画家人生をカラーイラストと文でたどる。86年の生涯を回顧した唯一の自伝!!ちばてつや文化勲章受章記念出版!
目次
第1章(遠い記憶 3.11で感じたこと;「満州」とぼく 故郷の思い出;親も手を焼いた放浪癖 ほか)
第2章(貸本出版社に応募;採用テスト、始まる;「漫画家になれる!」 ほか)
第3章(ある日の手塚治虫;「何なの、この漫画は!」「のたり松太郎」;寄り道しながら長期連載「あした天気になあれ」 ほか)
著者等紹介
ちばてつや[チバテツヤ]
1939年東京生まれ。満洲で育つ。1956年漫画家デビュー。2005年からは文星芸術大学教授を務める。2012年から2018年まで日本漫画家協会理事長を務め、2018年6月から同協会会長。2019年より2022年まで文星芸術大学学長。紫綬褒章、旭日小綬章、文化勲章を受章。文化功労者、日本芸術院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅう
99
私にとってちばてつやは『あしたのジョー』が大好きで、特に思い入れの強い漫画家。これは、その自伝。終戦を旧満州で迎えており、その時の情景は筆舌に尽くし難き過酷。朝ドラの『あんぱん』でも描かれていたが、終戦間際、或いは終戦に伴っての飢えは、とても大変だったようだ。つい忘れがちになる戦争の残酷さを見せつけられた。漫画家になってからのエピソードは楽しいものが多かったように思う。『キャプテン』、『プレイボール』のちばあきおが実弟であったことはこの自伝を読んで初めて知った。ふんだんに描かれたイラストがうれしかった。2025/10/17
ぐうぐう
31
ちばてつやは自伝をこれまでいくつかの漫画やエッセイで発表しているが、本書はその最終形態とも言える完成度を誇っている。短いエッセイ文のあとに見開きの画でエッセイを補完するという構成が実に効果的だ。そのどちらが欠けても本書の魅力は半減するし、そもそも成立しないだろう。既読のエピソードも多いが、見開き画が既知のエピソードを今一度響かせるのだ。本書を読んで、ちばてつやにとって満州で暮らした想い出が途轍もなく大きいのだと実感させられた。ゆえに満州で始まった自伝は、満州への想いで閉じられる。2025/08/27
gtn
20
著者は全て記憶している。旧満州にいるとき終戦を迎え、被支配者が襲撃してきたこと。その中でも匿ってくれた人がいたこと。著作のエピソード。トキワ荘住人との交流。弟の死。そして両親の死。恩も無念も含まれる赤裸々な書。2025/12/05
ヒラP@ehon.gohon
19
漫画家ちばてつやさんの、漫画家としての原点が終戦当時の中国で、匿われて隠れ住んでいていた場所の屋根裏に有ったことを知って、戦争体験と引揚者の困難を実感しました。 あれがなければ漫画家にはなっていなかったという、ちばさんの人生が響いて来ました。2026/05/09
緋莢
10
図書館本。2016年に刊行された自伝に増補したもの。2ページ文章、その後は見開きでカラーイラストという構成になっています。満州で過ごした幼少期、終戦と同時に暴徒となる中国人が多い中、匿ってくれた人もいた、小学校時代、漫画をたくさん持っていた同級生に漫画を読ませてもらい 描きかたを教えて貰った、貸本出版社に持ち込んでデビューするも、次回作を持って行ったら その出版社は倒産していた(『ハリスの旋風』の主人公の名前は、その出版社の社長にちなんでいるとのこと)(続く 2026/09/23




