出版社内容情報
「人生100年時代」到来!シニア世代は、どうすれば若者に老害と言われず、若さにしがみつく醜態を晒すことなく年相応の分別と年齢以上の価値を持つ老人になっていけるのか。話題作『死に方がわからない』で「自分のためのよりよき死に方」を追求した著者が、今度は「健やか、かつ美しい老い方」を、とことん探究した、老い方のハウツーエッセイ。
内容説明
どうすれば老害と言われず、若さにしがみつく醜態をさらさず、年相応の分別と年齢以上の価値を持つ老人になっていけるのか?健やかで美しい老い方を追求したユーモア溢れるポジティブエッセイ。
目次
老いの行程表づくり ロールモデルを探そう
反面教師もみておこう
「人に迷惑をかけたくない」教を疑え
老いの自己教育計画づくり
今の私の“心技体”を分析する
老化とまじめに向き合うために
体力テストをやってみた結果
生活能力を再確認
ネットの海で溺れないために
自立した老人に、俺はなる!
社会人として、まともに生きるために
認知、ちゃんとしてる?
疑念を晴らす時が来た
I DREAMED A DREAM
夢から覚めて
お国のやりたい老後対策
生涯一日雇い労働者を目指す社会
悠々自適?なにそれおいしい?
老人住宅事情=ディストピア
賃貸生活、性にはあえど〔ほか〕
著者等紹介
門賀美央子[モンガミオコ]
1971年、大阪府生まれ。文筆家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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トト
4
1971年生まれの筆者が残りの人生をどう過ごすか、現状把握から情報収集を通じてシミュレートする過程をエッセイとして書き連ねたもの。平均寿命で80~90、下手したら100歳まで生き続けるかもしれない現在、老後を幸せに過ごせることができるか。難しい問題が山積みで八方塞がり。今後どんな社会になるか予測が難しいが、情報を得る力と、最低限のコミュケーションを取れる力があれば、選択肢の幅が広がる。42歳の無職で身内のない独身者の死体が1年以上放置されたニュースが今日あった。情報弱者、コミュ障の行く末を見た気がする。2025/02/23
ピぃちゃん
2
文章がやや独特なテンポで進むので(筆者が自分で書いた内容に自己ツッコミしたり)、ちょっと読みにくかった。介護サービスにすら接点が無いような人々に横の繋がりを作ることで、互助しあう地域密着型組織のこと。老いのひとつとして、スマホ等を使いこなせないことによるデジタル難民は、私もいつかそうなりそう。使いこなせば便利で簡単に処理可能なシステムだが、それを理解出来なければこれほど難解で、不親切なツールもないだろう。人間としてアップデート出来る限界を突きつけられた気持ちである2025/03/07
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- 和書
- 春を背負って