出版社内容情報
「人生100年時代」到来!シニア世代は、どうすれば若者に老害と言われず、若さにしがみつく醜態を晒すことなく年相応の分別と年齢以上の価値を持つ老人になっていけるのか。話題作『死に方がわからない』で「自分のためのよりよき死に方」を追求した著者が、今度は「健やか、かつ美しい老い方」を、とことん探究した、老い方のハウツーエッセイ。
内容説明
どうすれば老害と言われず、若さにしがみつく醜態をさらさず、年相応の分別と年齢以上の価値を持つ老人になっていけるのか?健やかで美しい老い方を追求したユーモア溢れるポジティブエッセイ。
目次
老いの行程表づくり ロールモデルを探そう
反面教師もみておこう
「人に迷惑をかけたくない」教を疑え
老いの自己教育計画づくり
今の私の“心技体”を分析する
老化とまじめに向き合うために
体力テストをやってみた結果
生活能力を再確認
ネットの海で溺れないために
自立した老人に、俺はなる!
社会人として、まともに生きるために
認知、ちゃんとしてる?
疑念を晴らす時が来た
I DREAMED A DREAM
夢から覚めて
お国のやりたい老後対策
生涯一日雇い労働者を目指す社会
悠々自適?なにそれおいしい?
老人住宅事情=ディストピア
賃貸生活、性にはあえど〔ほか〕
著者等紹介
門賀美央子[モンガミオコ]
1971年、大阪府生まれ。文筆家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
オカピー
62
著者53歳の時の本。とにかくポジティブで明るい方なのかな。自分がそれ位の年齢の時、何をしていてどんな考えで生きていたのかなと、思い出しながら読んでいきました。世の中の進歩を受け入れながらも、抗うところは抗って、自分の心地よい環境を作っていくことが楽しく老いを過ごしていく秘訣かな。生活環境や世の中が変化した時にも、変わっていける柔軟性も持ち合わせなくては。今の仕事(アルバイト)でも、周りに迷惑をかけている失敗も度々あるが、それにもめげず、できることをコツコツと積み上げていこうと思いました。2026/09/23
もえ
38
独身フリーランスの著者が50代に突入したのを機に「老い」について真剣に考察した本。関西人らしいユーモア溢れる文章や、時折挟まれる理想の老後の妄想にクスッとしながらも考えさせられることも多かった。「心技体」を自己分析することから始め、身寄りなし問題や老いの医学的見地を各界の専門家にインタビューするなど考察は多岐に渡っており参考になる。大切なのは老いを「受け入れる力」と「抗い続ける力」という。いまだ元気にひとり暮らしをしている90歳の義母を見ているとそれを見事に体現していると思う。諦めずに「抗う」って大事だ。2025/11/11
ともこ
30
著者は自分と同年代かと思って読んだが、はるかに若い団塊ジュニア世代だった。その世代のこれまでを知ると、団塊世代のすぐ後輩的な自分たちはいい時代を生きたと思う。しかし、今そして明日の低迷する時代を日々老いながら生きなければならないのは一緒。「受け入れる」「抗い続ける」「情報弱者にならない」「コミュニケーション力を養う」「中学の技術家庭・保健体育を学ぶ」「体力テストをする」「帰するところは養生訓」など参考になる言葉は多い。砕けた口調で楽しく読め、おもしろかった。ミス・マープルのようなお婆さんに私もなりたい。2025/10/01
くさてる
22
いや、分かんないっすよね。というのが著者と同年代のわたしの素直な感想。なんせ老人になるのは初めてなことなもので。精神の年齢なんてある時期で固定してしまっていて、肉低年齢の現実で、そこのずれに気づくのが「老い」なのかもしれない。そこで思う「分からない」。この本で著者は様々な調査を行い識者にインタビューするのだけど、結論はやんわりと前向きで、わたしはそれを好ましく思いました。2025/09/22
いざなぎのみこと
15
そろそろ考えるべき大きな問題、どう老いるべきか、健康、お金、家族問題…様々な課題について赤裸々につづり、いかにして美しく退くかに真っ向勝負する一冊。中でも、NPO法人の代表理事方へインタビューして、リアルな老後問題の情報を聞いていたのには頭が下がる。「受け入れ力」と「抗い続ける力」、2つの力が必要という著者の言葉を自分も受け入れ、老いることに抗い続けてみたいと思います。2025/05/29




