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出版社内容情報
1989年、「イカ天」出演を機に大ブレイクした「たま」の歴史を描いた実録コミック。パーカッションの石川浩司の自伝を原作に、中学生のころから「たま」のことを1年365日考え続けている原田高夕己が追加取材を重ねた結果、「原作エッセイ本よりも情報量が多いってどういうこと?」と評判のコミカライズ作品。本巻は「イカ天」出演で大ブレイクしてから、解散に至るまでを描いた完結巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いなとも
10
待望のらんちう編を一気に読みきった。今は彼らの素敵な曲をYouTubeで手軽に聴けるのも良い。でも‥願わくばもう一度4人での再結成が見たい、なんて考えるのは野暮だろうか。 2024/05/23
nobu23
8
たまの元メンバーの自伝をベースとした漫画の2冊目で完結編。本作ではイカ天でのブレイクから解散までを書いている。テレビで一気にブレイクしたバンドが世間に翻弄されながらも、こんなものは長く続かないと飄々と楽しんでいる様が面白かった。 分厚くボリュームたっぷりだが、90年代前半までの濃密さに比べると、後の時代は駆け足であっさり目。2024/12/05
モン&スター
8
「さよなら人類編」同様一気には読み進められず1話1話ゆっくりと日を置きながらようやく読み終わる。密度が濃い。他の方の感想にもあったのだけど、既に終わっているのに「ああ、終わってしまう…」という追体験が凄かった。 原作は戯けた語り口調や文章で独特な面白さがあるのだけど、漫画に描き起こした時の情報量が本当に凄い。厚い。関わってきた著名人を丁寧に紹介したり、今は様変わりしてしまったり無くなったりしてる会場やライブハウスも当時の様相で描いてるしどのくらいの熱量で取材して描きこんで作り上げたのか感動してしまった。 2024/11/02
Mark.jr
7
結成からイカ天初出演まで描いた「さよなら人類編」が上巻なら、そこから解散まで描いた本書は下巻になります。正直ストーリーの面白さで言えば前作の方が上で、あまり楽曲制作の部分に触れずサクサクと進む本作は、かなり平坦な印象を持ちますが。バンドという生業の実態は、こちらの方が現実に近いのではないでしょうか。全ての仕事はすべからくルーティンワークというか。だからこそ途中で柳原さんが脱退し、マンネリを感じて解散という大きな流れは、バンドを続ける難しさを強く感じます。2024/08/01
たけのこ
6
完結の2巻。とってもおもしろかったです! バブルでイカ天のあの時代の潮流の強さといいますか。そもそもたまが時代の主流であったこと自体がその強さといいますか、特異な時代であったことの証左のような気もいたしますね。楽しかったです!2024/06/03