第二次マンガ革命史―劇画と青年コミックの誕生

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第二次マンガ革命史―劇画と青年コミックの誕生

  • 中川 右介【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 424p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575318623
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0076

出版社内容情報

戦後、手塚治虫によって、それまでの漫画と異なる「ストーリーマンガ」が生まれた。これを「第一次マンガ革命」とすれば、手塚マンガを乗り越えようとした勢力による「第二次マンガ革命」と呼ぶべき動きが、それまで子どもが読むものと思われていたマンガの「青年」への拡大だ。赤本や貸本、紙芝居の流れから水木しげるや白土三平が生まれ、手塚が育てたトキワ荘出身マンガ家たちとともに、青年コミック誌に作品を描き、マンガは大人も読むものになっていった。老若男女がマンガを読む現代を作り上げたマンガ家たちの「革命」を描く!

内容説明

貸本マンガ、「ガロ」、「COM」、そして青年マンガへ―戦後マンガ史を書き換える野心作。手塚治虫は戦後、ストーリーマンガを完成させた。だが、それはあくまでも小・中学生が読むものだった。すべての世代がマンガを読む現代を作り上げた、マンガ家たちの「革命」を描く!

目次

1945年8月15日
第1部 劇画誕生(「漫画少年」とトキワ荘;永島慎二とつげ義春;劇画工房 ほか)
第2部 「ガロ」と「COM」(「サンデー」と「マガジン」―1960‐62年;「ガロ」創刊―1963‐65年;「COM」創刊―1966‐67年)
第3部 青年コミック誌・戦国時代(青年コミック誌戦国時代―1966‐71年)
「未完の大作」

著者等紹介

中川右介[ナカガワユウスケ]
作家、編集者。1960年、東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。出版社勤務の後、「アルファベータ」を設立。2014年まで、代表取締役編集長として雑誌「クラシックジャーナル」ほか、音楽家や文学者の評伝、写真集の編集・出版を手掛ける。一方で作家としても活躍。クラシック音楽のほか、歌舞伎、映画、歌謡曲などにも精通。膨大な資料から埋もれていた史実を掘り起こし、歴史に新しい光を当てて執筆するスタイルを持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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パトラッシュ

105
手塚治虫により最初の隆盛を迎えた戦後マンガだが、子供向けの絵柄や物語が大人や若者の読み手には飽き足らなく感じられてきた。そんなニーズに応じて劇画が生まれ、出版社も新たな読者層に向けて青年コミック誌創刊を競い、百花繚乱の第二次革命期が到来したと見る。移り変わる時代が求めるものに対応できなければ、昨日までの人気者も見捨てられる弱肉強食の世はマンガ界も同じなのだ。第一次と第二次の若者たちは激しく戦い、脱落者も出る一方で手塚本人を筆頭に経験を積んで成長していく。まさに群像劇の大河小説を読んでいる気分にさせられる。2024/04/12

阿部義彦

20
幻冬舎新書『萩尾望都と竹宮惠子』の著者の新作は劇画(ガロ、COM)青年コミック(アクション、ビッグ)に焦点を絞りこの本を上梓しました。凄い力作です、先ず資料の読込みに時間をかけて、それぞれの食い違い、矛盾点(思い違いか?)まで指摘、貸本漫画から始まった所謂劇画から、少年誌への進出、ガロ、COMの創刊、そこから青年誌の大衆化まで、複雑に成りがちなのを、似た様な作家を群として、並列に描写しつつ、重要な7人の漫画家についてはかなり詳細に履歴を追ってます。未完の大作『火の鳥』『009』『カムイ伝』、つげ、水木他。2024/02/24

たけのこ

4
面白かったな~。 副題にあるとおり劇画と青年コミックの誕生あたりの話を膨大な作品数を並べて、時系列にならって語った本。結構読みやすくてサンデーやマガジンの創刊とか、歴史的転換点がばばーんとくるとテンションがあがります。2024/04/15

キュー

3
この著者さんの膨大な資料をまとめて色々分析して語っていく感じがすごい良いですね。数人が語っている同じ事象がみんな食い違っていたりして、本人が語っていても記憶が違っている事は往々にしてあるんだな〜という事に気が付かせて貰いました。カムイ伝が再開した時はなんでガロじゃなくビッグコミックからだったのかが気になる。それを書いといて欲しかったな〜。あと石森章太郎の『超人たち』って作品が内容がヤバいので全集にも未収録との事でなんとかして読んでみたくなりました。2024/04/23

ざび

3
変わらずあらゆる資料を簡潔にに、わかりやすい文章にまとめ上げている。 これが素晴らしい。 歴史から消えそうなバロン吉本、まさきまもる両氏の名前も終盤に出てきたのも嬉しい。 火の鳥、カムイ伝、009 各シリーズが単行本では出てくるが、どこで連載されていたのかわからないままであった理由も、初めてわかりました。2024/04/22

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