出版社内容情報
世界初の長編小説『源氏物語』。名前はもちろん知っているけれど全編通して読んだことがない、内容はよくわからないという人も少なくないのでは? そんなあなたのために恋愛エッセイの名手が、五十四帖にもわたる壮大な物語をわかりやすく現代語訳しました。これ一冊で『源氏物語』がすらすら読めて、まるっとわかる! 大河ドラマのお供にも、受験にもおススメの平安恋愛エンターテインメントの入門書。
内容説明
光君には不思議な陰がある。何か漠たるものがからだに潜んでいる。それが人々の憧れを吸引する魅力となり、みなに「光り輝いているように美しい」と言われる所以であろうか―。天皇の子として生まれ、3歳で母を亡くした光源氏。やがて亡き母に似た父のお妃に禁断の恋をしてしまい、最初の妻と結婚するもその人を忘れることができず…。麗しの恋多き男の生涯とは。
目次
桐壺
帚木
空〓
夕顔
若紫
末摘花
紅葉賀
花宴
葵
賢木
花散里
須磨
明石
澪標
蓬生
関屋
絵合
松風
薄雲
朝顔〔ほか〕
著者等紹介
島村洋子[シマムラヨウコ]
1964年大阪府生まれ。帝塚山学院短期大学卒業。証券会社勤務を経て文筆業へ。85年「独楽(ひとりたのしみ)」でコバルト・ノベル大賞を受賞し、作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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