出版社内容情報
10万人に1人の稀少がん・ジストを患いながらも、”心の免疫力が上がる言葉”を支えに生きる緩和ケア医・大橋洋平先生。昨秋、NHK『ニュースウオッチ9』でその前向きな闘病姿が報じられ、大きな話題を呼んだ。著書第4弾となる本書のテーマは「奇跡」。肝臓転移が判明した日を1日目として数える「足し算命」がついに1000日を突破した背景とは? そして見出した”生きる奇跡”とは? 読むだけで胸の痛みがスッと消える「心の抗がん剤」。
目次
第1章 光を見つめて(「焦り」を手放し「待つ」ことを覚えたらハンバーガー完食の快挙達成;今も闘病中、なのに体重10キロ増。「胃なし人」だって進化する!!;「ワクワク」は心身の免疫力をアップする ほか)
第2章 今を生きて(「みんな大変なんやから」と頑張る人こそ「つらい、しんどい!」と叫んで;「患者力」より「印象力」がモノを言う意外な理由;「医者を張り切らせるオーダーメモ作戦」で痛みや苦しみとサヨナラ ほか)
第3章 あなたに会えて(これぞ我が理想の「緩和ケア」ドリームチーム!!;なぜかしっくりこない人生会議。ホントは誰のため?;うっかり更新を忘れがちなエンディングノートより「今だからできる対話」を ほか)
著者等紹介
大橋洋平[オオハシヨウヘイ]
1963年、三重県生まれ。三重大学医学部卒業後、総合病院の内科医を経て、2003年、大阪市の淀川キリスト教病院で1年間、ホスピス研修。翌04年よりJA愛知厚生連 海南病院・緩和ケア病棟に勤務。08年よりNPO法人「対人援助・スピリチュアルケア研究会」の村田久行先生に師事し、13年度から18年度まで同会・講師。医師生活30周年の18年6月、稀少がん「消化管間質腫瘍」(ジスト)が発見されて手術。抗がん剤治療を続けながら仕事復帰し、同年12月、朝日新聞「声」欄に過酷な闘病生活を綴った投稿が掲載されて大反響を呼ぶ。19年8月、初の著書『緩和ケア医が、がんになって』(双葉社)を出版。現在も講演や執筆活動で自身の経験や想いを発信している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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