津波を乗り越えた町々―東日本大震災、十年の足跡

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津波を乗り越えた町々―東日本大震災、十年の足跡

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  • サイズ B5判/ページ数 224p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784575316070
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C0076

出版社内容情報

東日本大震災からちょうど10年。津波の被害に遭った被災地の姿をこの10年間、一人で追い続けた写真家・谷口雅彦氏が撮影した15万枚を超える膨大な写真をアーカイブしたドキュメンタリー写真集。
本書では岩手、宮城、福島の3県の被災地を網羅し、それぞれの町がどれほどの被害に遭い、どんなプロセスを経て、どう生まれ変わったのか、
また、その復興や成長のプロセスが町によって別の特徴がある点などが、隅々までピントの合った被写界深度の深い写真でつぶさにわかるような作りになっている。
同じ地点を撮影したカットも収録されている点は、一人で追い続けたからこそ成し得た貴重な写真でもある。
それらのすべてが、報道写真では取られることのなかった、被災地に住む人々と同じ目線、同じ距離感の写真。
作品のクオリティもさることながら、圧倒的な情報量のドキュメンタリーとして資料性の高い一冊となっている。

内容説明

撮影総枚数15万4937枚の写真の中から選び抜き、紡ぎ上げた執念のルポルタージュ。

著者等紹介

谷口雅彦[タニグチマサヒコ]
1967年、北海道生まれ。写真家。日本写真学会会員。「3.11を忘れない写真家の会」代表。1988年から写真家・丹野章氏に師事。1990年、「昭和天皇大喪の礼」のスクープ写真で「1989年度毎日新聞ニュース写真年度賞」特選を受賞。写真家・細江英公氏主宰の写真ワークショップCORPUS第二期修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Cinejazz

7
2011年3月11日午後2時46分東日本大震災、あれからの10年の足跡を「3.11を忘れない写真家の会」代表・谷口正彦氏の写真と解説で辿られています。10年を経た今、当時の衝撃の記憶がまざまざとよみがえり、現地で撮影された写真集のページを繰るたびに涙がこみ上げます。10年の歳月の間に、高台に町を遷して生まれ変わった地域、敢えて防潮堤を造らずに街を再生した地域がある一方で、10年前から時が止まったままの福島第一原子力発電所の地域、今も絶えない余震、コロナ禍に耐え生活する人々の姿に、目頭が熱くなります。2021/05/04

おちおち

1
写真を撮り続けてくれていてくれてありがとうございます。2023/06/06

はる

1
すごい写真が多かった。地元民のすごさがわかります。2023/04/06

kaz

1
被災直後から現在まで、津波の被災地を追ったもの。復興は徐々に進んでいるとも見えるし、まだまだ全然とも言える。図書館の内容紹介は『一人の写真家がファインダー越しに見つめ続けた、東日本大震災の被災地の十年-。撮影総枚数15万4937枚の写真の中から、津波被害が甚大だった岩手、宮城、福島の写真を選び抜き、紡ぎ上げたルポルタージュ』。 2021/03/31

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