「男らしさ」はつらいよ

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「男らしさ」はつらいよ

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  • サイズ 46判/ページ数 480p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575316018
  • NDC分類 367
  • Cコード C0098

出版社内容情報

「男は泣かない」「男は体育が大好き」「男は男と恋になんか落ちない」「男にセラピーは必要ない」「男は女を理解している」「男は」「男は」……
学校や親や社会が当然のように押しつける、時折とても息苦しい「男らしさ」のイメージ。それっていったい何なんだ?
英国の人気コメディアンが「男らしさ」に悩まされた半生を振り返り、「男だからって『男らしく』なんてなくてもいいんだ」と真摯に、そしてファニーに、男性性の呪いを解く回想録。

内容説明

男、女、あらゆる性にとっての抑圧につながる「男らしさ」の固定観念はなぜ植えつけられ、どのように人生に影響してしまうのか?そこから自由になるにはどうすればいい?英国の人気コメディアンの半生記を邦訳。暴力的な父親のもとで育ったがゆえに「男らしさ」を嫌っていたはずが、いつしか「白人男性」という強者として男社会に適応してゆく己のことも自覚し、葛藤の中で成長してきた著者。自身の半生における加害性と被害性を見つめ、「変わりたい/変われない」ことに悩みながら対立を煽る「トリック」に抗い、この社会の最小構成単位=個人として他者と生きるためにどうあるべきかを考える、たくさんの「途中の人」のための男性学。

目次

第1幕(「男は父親のようにはならない」;「男は内気ではいけない」;「男はスポーツ好きでなきゃ」;「男は勇敢であれ」;「男は先生に気に入られたりしない」;「男は男と恋に落ちたりしない」;「男が童貞なんて恥ずかしい」;「男は泣いたりしないんだ」)
第2幕(「男は決まりに従うものだ」;「男は痛みを隠さなければならない」;「男にはセラピーなんていらない」;「男は女のことをわかっている」;「男は進むべき道を間違えない」;「男は己を知っている」)

著者等紹介

ウェッブ,ロバート[ウェッブ,ロバート] [Webb,Robert]
イギリス・リンカンシャー生まれ。コメディアン、俳優、作家。ケンブリッジ大学で出会ったデヴィッド・ミッチェルとともにコンビ「ミッチェル&ウェッブ」で活動する。シットコム『ピープ・ショー ボクたち妄想族』で頭角を現し、以降テレビを中心に活躍。文筆家としては2017年に『How Not to be a Boy』、2020年には初の小説『Come Again』を刊行した

夏目大[ナツメダイ]
大阪府生まれ。翻訳家。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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sayan

32
「男は」「男は」「男は」…あるべき論は根強い。著者R・ウェップが粘着質で拭えない男性「性」に囚われた社会と自身の半生を記す。本書はLGBTQ当事者の語りではない。役者でもある著者の皮膚感覚を活かした視点で、固定化された性を語る内容が新鮮。例えば与えられた役(性)に合わないと誠実に演じることができない。(社会から期待され)与えられたセリフを読んでも意味が分からない、と様々な場面で吐露する。自身の持つ「性」が被害/加害者を演じ、「特定性」の規範から容易に逸脱を許さない社会の価値観に対抗する葛藤を論じ生々しい。2021/07/17

Jessica

4
一言、うんざり。 ジェンダーステレオタイプに縛られた男らしさのしんどさみたいなのかなと思ったがそうでもない。自意識過剰男の自分勝手ダイアリー。題名を変えた方が良いのでは。2023/02/10

ちり

4
“自分に与えられた役がどうにも気に入らないと、その役を誠実に演じることが難しくなる。脚本の自分のセリフを何度も読み、それぞれどういう意味かをいくら考えてもよく分からない。そういう調子だと、たとえセリフを覚えても、ステージ上で言葉に詰まってしまうことになる。動きも不自然になるし、同じステージの上にいる共演者たちの演技の妨げにもなってしまう。男たちの多くは、まさにそういう状態に置かれている。そして、共演している女たちもそれは同じだ”2021/05/08

tekka

3
「家父長制はもともと男性の便宜のために作られたにもかかわらず、今や男性の多くにも、その他のすべての人々にも大きなダメージを与えている。『男らしさ』を強調し、フェミニストを敵視する男性たちは、自分が作り出した怪物に絶えず殴られながら『俺は大丈夫だ、大丈夫なんだよ!』と絶叫しているフランケンシュタイン博士のようなものではないだろうか。」2021/07/24

Reiko Ha

3
本を読むことこいいところは、自分に起きることがない、行くこともない、生きることのない人生を想像できることで、その小説はその典型かなと思った。ほかの人の目で、家族を世間を見てみると、自分の知らないことが色々ある。この本に出会えたことに感謝したい。2021/05/01

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