夜の虹を架ける―四天王プロレス「リングに捧げた過剰な純真」

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夜の虹を架ける―四天王プロレス「リングに捧げた過剰な純真」

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  • サイズ B6判/ページ数 823p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575314243
  • NDC分類 788.2
  • Cコード C0095

出版社内容情報

四天王プロレス――全日本プロレスの三沢光晴、川田利明、小橋健太、田上明。90年代、最大年7回の武道館を満員にし、全国津々浦々の会場のファンを熱狂させた闘い。激しい打撃、急角度の投げ技、エプロンでの危険な攻防……何度もマットの上に倒れ、何度も立ち上がる。そして続くカウント2・9の攻防。命がけの闘いを見つめ続けた元週刊プロレス全日本担当記者が当事者たちへの取材で解き明かす、四天王プロレスの真実。

内容説明

痛み、耐える、痛み、倒れる。立ち上がる―“今を生きる覚悟”は死への恐怖をも超えた。放熱ノンフィクション。三沢、川田、田上、小橋。命懸けの日常がそこにあった―元週プロ全日本番が記す「明るく、楽しく、激しいプロレス」の真実。

目次

第1章 春―4粒の種(右腕の膨らみ;「カワダ」の帰国 ほか)
第2章 夏―新芽の生命力(三沢組;新・激しいプロレス ほか)
第3章 秋―陽の光を求めて(3年周期;四天王の誕生 ほか)
第4章 冬―全日本の森(全力の今;取材拒否 ほか)

著者等紹介

市瀬英俊[イチノセヒデトシ]
1963年、東京都生まれ。千葉大学法経学部卒。ターザン山本編集長時代、『週刊プロレス』で全日本プロレス担当記者を務める。『週刊プロレス』『週刊ベースボール』編集部を経て、現在、フリーのスポーツライターとして活動する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

shamrock

16
週末の深夜に燃えたあのプロレス。もう30年近く経ったのか。レスラーの皆さんは、命を削って俺達に熱狂を提供してくれていたのだ。そして四天王はもうプロレスをしていない。できなくなってしまったのだ。言葉もない。気づけば、三沢さんと同い年になっていた。2019/05/20

うみ

15
読んでも読んでも終わらない。ページをめくる手は止まらない。あの時代をずっと見ていたから、明るく楽しく激しいプロレスに魅了されていたから、こんなに厚いのにあっという間に読んでしまった。あとがきの最後に涙がにじんだ。全日本プロレスは、やはり最高のプロレス団体なのだと再認識した。 四天王を知らなくてもいい。全日本プロレスが好きなら、好きだったなら、読んでほしい。きっとまた、あのリングを見たくなるはず。2019/02/17

qoop

12
90年代を風靡した四天王プロレスとは何だったのか。壮絶さゆえの興奮と危惧を同時に感じさせる数々の試合を観戦し(た為か)、それ以降のプロレスには薄い興味しか持てない自分にとって、本書はある意味で確認の書だった。あれはやはり特別な日々/空間だったのだな、と。半年ほどのタームで人物ごとに行動と思惑をまとめた点と、取材対象・著者本人・著者が所属していた週刊プロレス編集長の言行を並列させた点は煩雑だし洗練されているとは言えないが、当時の空気感を伝える上ではこうした錯綜した構成が似合うのかも知れない。2019/04/11

nizimasu

9
約800ページのボリュームをダレさせなく読ませるのはさすが長年全日本の担当をしていて馬場夫妻ともじっこんだった記者ならではと言える。その内容も選手の大量離脱からターザン山本とともに馬場に食い込み試合のマッチメイクまで進言するエピソードなど馬場夫妻が鬼籍に入った今だからこその話だろう。個人的にはリアルタイムで観ていた四天王プロレスもその組み合わせのバリエーション言えどうしてもストーリーそのものよりもアクロバティックなプロレスに見えていたのも事実でそれを丹念にマット事情と重ねた証言は貴重といえよう2019/03/22

ghc15575

7
圧倒的ボリュームで、読み応え十分。四天王プロレスについて、これぐらい書かないと選手の功績が分からないのではないかと思う。 四天王だけでなく、周辺の選手、編集部の状況も書かれていることで、当時の空気感とともにあの時代を感じることができる。 私がリアルタイムで見たのは三沢革命ぐらいからだったから、それに至るまでのプロセスを改めて知れて良かった。新日と比べてこの時代を語っている本が少ないので、まとめて本にしてもらえたことに、市瀬さんをはじめ、関係者の方々に感謝するしかありません。2019/06/15

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