出版社内容情報
『声優MEN』の人気連載が1冊に! 声優・斉藤壮馬が、テーマに沿ったグラビアと推薦図書を紹介する『本にまつわるエトセトラ』の単行本化。連載未公開写真に加えて、「デート」をテーマに撮り下ろしたフォトストーリー、本にまつわるQ&A100、ロングインタビューなどを収録。
斉藤壮馬[サイトウ ソウマ]
著・文・その他
内容説明
『声優MEN』人気連載「本にまつわるエトセトラ」が1冊に!連載未公開フォトストーリー/撮り下ろし特別編「デート」/本にまつわるQ&A100 and more…
目次
特別編「恋の発見」
第1回「夏への扉」
第2回「人生に刺激を与えてくれたマンガ」
第3回「本の中の本」
第4回「芸術に惹かれて」
第5回「本で楽しむ科学」
第6回「ニッポンの文学を読む」
番外編「本との出会い」
本にまつわる100の質問
comments
OFF SHOT
著者等紹介
斉藤壮馬[サイトウソウマ]
声優、アーティスト。山梨県出身。第9回声優アワードにて新人男優賞を受賞。17年には、シングル「フィッシュストーリー」でアーティストデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みや
30
声優・斉藤壮馬がテーマに沿ったグラビアと推薦図書を紹介する連載を纏めたエッセイ。普段のブログやラジオから「ビジネス読書好きキャラ」ではなく、幼少期から本が好きな生粋の読書家だと分かってはいたが、本書を読んで更に認識を深めた。(私と比べたら格段に)読書ジャンルは幅広いし、あらすじや文章を細かいところまで覚えているのも凄い。枠組や固定観念に囚われずに作品と一対一で向き合う姿勢、そこから感じた想いを表現する彼自身の言葉が特に好き。声と演技だけでなく、人としても好きだと改めて感じた。読みたい本も沢山増えて幸せ。2019/07/26
もぐら
16
選書した本について話す時に映画のことも音楽のことも漫画のこともアニメのことも出てくる。『「ムーン・パレス」はオースターの作品で一番好きで、書き出しなんて控えめに言って最高ですしそう言えば「愛は祈りだ。僕は祈る」から始まる舞城王太郎さんの…』ってほんとに本が好きな人のそれで笑う。あらゆる物語が好きで好きで、引き出しにジャンルを超えたたくさんの作品があるのがダダ漏れに伝わってきます。知れば知るほど好きになってしまう斉藤壮馬さん沼…………2019/11/30
Moeko Matsuda
8
読んだというよりは、穴が開きそうなほど集中して熱い眼差しで見ました。面白そうな本がたくさん紹介されていたので、読みたい本に登録!読んだことのない作家さんの本や、馴染みのないジャンル、翻訳物なんかは、こうして端的かつ本質を突いた紹介があると、安心して挑戦することができます。斉藤壮馬さんの好みは、個人的には「あー、ちょっと自分とは違うな」と思うところもあるんですが、基本的には顔も声も頭脳も、彼の書くエッセイも、とっても大好きです。笑2020/04/14
葉鳥
8
斉藤壮馬さん企画協力の河出文庫フェアのコーナーに関連本として置いてあり存在を知った。声優雑誌に連載されていた、テーマに沿った本を推薦するコーナーをまとめた1冊。ラジオでも度々本や漫画の話に触れていたが、その話をよりふんだんに幅広く語られていてどの回も興味深い。特に文学の回は秀逸。斎藤さんの文学の捉え方に好感を持った。どの作品に対しても自分なりに思考して吸収しているあたり、一つ一つの作品を深く読んでいらっしゃることがうかがえて尊敬する。こんな風に作品と向き合って自分の中に落としこめるようになれたらなと思う。2019/12/15
aoi
3
印象的だったのは「ニッポンの文学を読む」の回のなかで「『火の鳥』は媒体はマンガだけど、これを文学と言い切ってなにか問題があるのかな(要約)」という言葉。与えられた尺度ではなく、自分の思考と感性で答えを出すスタンスは見習いたいと思う。2019/01/27
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- 和書
- 河岸忘日抄 新潮文庫