出版社内容情報
井上 譲二[イノウエ ジョウジ]
著・文・その他
内容説明
勝ち組、負け組…、そんな言葉が当たり前のように語られる時代。だが、人生に勝つとは一体、何なのだろう。プロレスは勝敗を超えたところにある、とも言われる。闘いを通じて見せつけた何か。勝ち負けよりも大切な何か。人生に克つ―リングには、その答えがある。プロレス激活字宣言!
目次
第1章 磨かれた原石―日本プロレス時代
第2章 29歳の決意―新日本プロレス設立
第3章 世間に挑む―アリ戦とIWGP構想
第4章 噴き出したマグマ―クーデター事件と大量離脱
第5章 消えた太陽―38年目の引退と現場介入
第6章 愛ゆえの憎しみ―持ち株売却とIGF設立
第7章 素顔の闘魂―私が愛したアントニオ猪木
著者等紹介
井上譲二[イノウエジョウジ]
1952年、兵庫県出身。大阪芸術大学卒業。在学中よりプロレス専門紙『週刊ファイト』通信員として英マットを取材。1977年、同紙米国特派員としてニューヨークに駐在し、スクープを連発。帰国後、新日本プロレス担当としてアントニオ猪木を追いかけ続けた。1994年6月同紙編集長に就任。2006年9月休刊を機に新大阪新聞社を退社、フリーの立場で電子書籍『ミルホンネット』などにプロレス記事を執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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0607xxx
8
猪木番としてアントニオ猪木を追い続けた著者による「太陽」アントニオ猪木の裏面。若干、物足りなさもあったが、楽しめた。赤いガウンを羽織り、リング上で太陽として輝きながら迷走を始める80年代以降のアントニオ猪木…「罪深き太陽」とは上手く表している。2017/03/27
佐藤光弘
6
規格外の壮大なスケール。それは本書のサブタイトル「罪深き太陽」そのもの。 太陽は全てのものに光を与える。だが太陽に近づいた者は焼き焦がされてしまう。 時代を共に作り上げてきたライバルジャイアント馬場は、リングを降りれば常識ある一社会人馬場正平であった。 猪木は寝ても醒めてもアントニオ猪木であった。 どんなに多忙でも練習を怠らない。 自宅でも常にプロレスラーとしてどうあるべきか考え抜いていたと言う。 いつまでも猪木を語り合える喜び。 プロレスはまさに、他に比類なきジャンルなのだ。2018/05/03
BATTARIA
2
アントニオ猪木をこよなく愛し、それでいてサイドビジネスや世界戦略や異種格闘技戦の支離滅裂ぶりを徹底的にこき下ろすあたり、著者は二重人格なんだろうか? 著者が属した週刊ファイトの、あまりにも露骨な猪木贔屓には食傷気味だったが、著者のジャイアント馬場に対する見解などからして、人格者とか良識派なんて人物評価は、所詮は個人の好き嫌いでしかないってことか。2017/09/21
pudonsha
0
8・8横浜の藤波VS猪木が末期的な“不入り”だった話などは知らなかった。2017/10/10
ひでさな
0
台本があろうとなかろうと熱狂できた私の青春時代、良き時代に生まれて幸せでした。2017/06/01