孤独死大国―予備軍1000万人時代のリアル

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575312379
  • NDC分類 367.7
  • Cコード C0076

出版社内容情報



菅野久美子[スガノ クミコ]
著・文・その他

内容説明

昨日、親と、子供と、電話しましたか?誰にも看取られずに亡くなり、死後しばらく発見されない孤独死。時間が経てば経つほど、遺体の損傷は激しくなる…。一人暮らしの高齢者だけが危ないのではない。地域、会社、友人、様々な縁から切り離された若い世代にも、数百万単位の孤独死予備軍がいる!これは他人事なんかじゃない!!

目次

第1章 孤独死予備軍1000万人の衝撃
第2章 遺された家族の苦悩
第3章 セルフ・ネグレクトと孤独死
第4章 支え合いマップで孤独死を防げ!
第5章 ITは孤独死を防止できるか
第6章 「一人で生きること」と孤独死の間にある大きな溝

著者等紹介

菅野久美子[カンノクミコ]
1982年、宮崎県生まれ。大阪芸術大学芸術学部映像学科卒。出版社で編集者を経て、2005年よりフリーライターに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

90
孤独死で亡くなる人は年間三万人、一年間に3人以上が亡くなっているという現実。孤独死は高齢者だけとは限らない。これから1000万人が孤立するという試算もある。しばらく疎遠にしていた親族がある日孤独死を迎える、その予兆はセルフネグレクトとも関係がある。セルフネグレクトは世代に関わらず起こること、衰退の一途をたどる町内会や自治会や、なにより姿を見せなかったら心配してくれる人の存在がなくなってきたことが大きな要因だと思う。お節介焼きの近所のオジサン、おばさんがいない。マンション住まいではそれも無理か・・・2019/05/09

どんぐり

65
孤独死の現実とその解決策を探ったノンフィクション。孤独死予備軍1000万人という少々センセーショナルな数字が目を引く。死後何日も、何か月も誰にも発見されないまま人生の最期の時に誰ともつながっていなかったことを現す孤独死。生まれたときは周囲から祝福され迎えられた生命が、死ぬときは誰にも看取られずに終える、こんな生の終わり方はしたくないと思うのが人情だろう。いずれにしろ、死んだ者に対しては本人以外の残された誰かが処理しなければならない、それが社会の最小単位である家族であったり、友人であったり、縁の「なさ」で2018/03/04

つちのこ

52
血縁者、親族が近くにいるいないに関わらず、誰もが孤独死に陥る可能性を秘めていることをまずもって実感。単身世帯が三分の一を占める現代では、核家族の存続さえも危ぶまれているように思う。セルフ・ネグレクトもすでに身近なところに忍び寄っている。離婚して一人暮らす妹の、何度助言しても正せない生活態度に危機感をもちながらも、どうすることもできない。あーやだ、年はとりたくない。あーやだ、一人になりたくない…と、思ってばかりでお先真っ暗である。猫町倶楽部…初めて知ってHPを覗いてみたけど、年寄りにはどうかな?と思った。2024/01/27

香菜子(かなこ・Kanako)

46
孤独死大国 予備軍1000万人時代のリアル。菅野久美子先生の著書。日本は現在ですら孤独死が頻繁に起こっているのに、将来はもっともっと孤独死が頻発する孤独死大国になるなんて。日本はいくら先進国、経済大国ぶっても、孤独死が頻発するような孤独死大国はとても先進国とは言えないと思う。孤立社会、無縁社会を何とかしないと日本の将来は暗いのではないでしょうか。2018/12/28

リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん

30
誰にでも起こりえる事だと思う。しかし自分が何十年も生きてきて、最期を誰にも看取られずに、気づかれずに腐敗していくのは余りにも悲しい。人はいつ何処で死ぬか分からないから孤独死それ自体が良いとか悪いとかはない。最も問題なのは、其れに気付いて貰えずに半年も一年も経過てしまうことだと思う。2017/08/22

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