孫正義２．０新社長学―ＩｏＴ時代の新リーダーになる７つの心得

嶋 聡【著】

双葉社（2016/11発売）

• サイズ B6判／ページ数 303p／高さ 19cm
• 商品コード 9784575311921
• NDC分類 335.21
• Cコード C0095

出版社内容情報

嶋 聡［シマ サトシ］
著・文・その他

内容説明

アーム社３．３兆円買収、本当の狙いは？元参謀が見た！孫の１０年先を読む「ビジネス成功理論」公開。

目次

第１章　ニケシュ・アローラに見る後継者の条件
第２章　新社長・孫正義２．０
第３章　孫正義２．０世界帝国への野望
第４章　孫正義２．０が目指すゴール
第５章　孫正義１．０の哲学
第６章　投資家・孫正義の実力
第７章　孫正義に見るＩｏＴ時代「成功の条件」
第８章　孫正義になるための「新リーダーの教科書」

著者等紹介

嶋聡［シマサトシ］
１９５８年生まれ。岐阜県出身。名古屋大学経済学部卒業。松下政経塾２期生。松下政経塾卒業後、塾の指導塾員、研究所長、東京政経塾代表。１９９６年に衆院議員当選。以後、新進党、民主党で３期９年を務める。民主党では、菅直人、鳩山由紀夫、岡田克也と３人の代表の補佐役を務めた。２００５年、郵政解散による総選挙で落選後、ソフトバンク社長室長となり、約８年間にわたって孫正義社長の参謀として活躍し「孫正義の参謀」「懐刀」と呼ばれた。現在は積極的に講演活動をする傍ら、多摩大学客員教授も務めるなど精力的に活動中（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Enzo Suzuki]

旬な１冊。トランプ次期大統領に関することは書かれていないが「アメリカ」に対する考え方や、孫正義流の社長として政権との付き合い方を知ると、トランプ氏と会ったことが度胆を抜く展開などではなく、考え抜かれた計画的な出来事であることを確信できる。とはいえ、実際に会える力を持つのが孫正義の凄い所。「孫正義」という名前を繰り返し見ると孫氏の行動が全て「正義」かのように思えてくる。編集には急いで出版しました感が否めないが、著者だけにし書けないエピソードが多く、孫正義の真価（進化）を垣間見た。

2016/12/10

[kiki]

集中してあらゆる情報を収集し、高い目標を定め、引き算方式で物事を進める。資金や人材集めに時間を割くよりも、思想と考え方のプロセスに割け。社内の情報は現場の管理職から徹底的に得る。事業の要素を徹底的に因数分解（プライス×コンシューマー×時間などに分けること）して考える。新しい情報を毎日得続け、即、実行に移す。一見難しそうに感じるが、孫正義さんは時間を一秒たりとも無駄にせず、何事にも本気で取り組んでいることに気づかされた。

2017/01/02

[Humbaba]

自分の口に出した言葉とは違うことをする。それは普通の人にとっては躊躇する行動である。それを躊躇実行できるというのは自分に自信がなければできない。それを越える成果を挙げられるのあれば社会からの評価はそう落ちないが、周囲にいる人間としてはそんなことを言わなければ良いのにと想ってしまうこともある。

2017/01/18

[まるさ]

ARM買収の舞台裏というか裏話を知れるかと期待したけど、ちと期待はずれだった。

2017/01/10

[きよ]

孫正義さんの懐刀、島聡前社長室長が見た孫正義さん。とにかく凄まじいの一言です。「たかが三兆円」と言い放ち、シンギュラリティという特異点に備えてIT産業の最上流を押にかかった、300百年帝国へ向けたARMの買収。インドのモディ首相や米国のオバマ大統領、そしてGoogleの経営者を引き入れることができるIT企業の経営陣との人脈。孫正義さんの志、ビジョン、行動は想像を絶します。「日本史の教科書に50ページ書かれるより、世界史の教科書に1ページ書かれるほうがいいのである」というあとがきまで、興奮の連続ですわ。

2016/12/13