蔵を継ぐ―日本酒業界を牽引する5人の若き造り手たち

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575309591
  • NDC分類 588.52
  • Cコード C0095

出版社内容情報



山内 聖子[ヤマウチ キヨコ]
著・文・その他

内容説明

親の代の「負の遺産」を抱え、なぜ彼らは家業を継いだのか…日本酒ブームを生み出した若き蔵元たちの熱き想いに迫る。

目次

第1章 100人いたら100人が「美味い!」と言う酒を造る―冩樂宮泉銘醸(株) 宮森義弘
第2章 長く培ったきた『廣戸川』という銘柄を次の世代へ―廣戸川松崎酒造店 松崎祐行
第3章 親や従業員を「否定する」ことから始めた酒蔵経営―白隠正宗高嶋酒造(株) 高嶋一孝
第4章 杜氏との衝突。父の死。一人の造り手として認められるために―十六代九郎右衛門(株)湯川酒造店 湯川尚子
第5章 ソムリエからの転身。そして試行錯誤の末に見つけた「本質的な酒造り」―仙禽(株)せんきん 薄井一樹

著者等紹介

山内聖子[ヤマウチキヨコ]
1980年生まれ。岩手県盛岡市出身。飲食店で働いたことがきっかけで日本酒に開眼し、全国の酒蔵や酒販店、飲食店巡りを開始する。その後、「多くの人に魅力を伝えたい」とライターの道へ。現在では多数の月刊誌、週刊誌で主に日本酒にまつわる記事を執筆中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

18
読みながら、ワクワクしてくる自分がいた。書かれている通り、日本酒というものが、再評価され、品質があがり、いろいろなものがでてきている今が、こういう人たちを一例とする人たちによって、もたらされたものだということが、よくわかる。そもそもの思いのレベルが違うし、覚悟が違う。と言っても、特別な人たちでもなりとも思う。知人に、味噌屋の6代目、蕎麦粉屋の6代目などの方たちとの知己を得ているので、馴染があるのかもしれない。伝統は革新の連続であるという言葉を想い出した。いい日本酒を少飲むのがいいなあ~と思う。2016/06/25

玻璃

3
冩樂、廣戸川、白隠正宗、十六代九郎右衛門、仙禽。実家の蔵を継いだ若き蔵元たちのインタビュー。「蔵を継いだ」と言えば簡単そうだけど、どこも大変だったようで。私は日本酒(に限らずお酒)は全く詳しくないが、日本酒の人気が下がって売り上げも減少していたことはおぼろげながら知っている。旧態依然とした業界の仕組みや、先代の経営の問題など、消費者の好みの変化以外にも逆風の連続である。地酒は小さな蔵も多く、苦労は察するにあまりある。それにしても、うまさに衝撃を受けた酒として「飛露喜」が何人かから挙げられているのは驚き。2020/10/11

spike

2
日本酒好きとして読まねばならぬ本。蔵元さんたちのパッションがガンガン伝わってくる。飲まねばなるまい!2019/10/18

ひさくら

2
著者の日本酒に対する愛、蔵に対する愛を存分に感じることができた……のは当然だけど、「継ぐ」「ライバルと切磋琢磨」「トップを目指すためには衝突も辞さない覚悟」がすごくアイカツでした2016/10/04

magu0217

2
30代の5人の若き蔵元が日本酒づくりへの情熱を熱く語る。蔵を継いだ当初の苦労話のエピソードも満載。それ以上に、蔵元として日本酒づくりを通じて自己を表現する・・・ これって、酒造りだけではなく、すべてのビジネスに通じる考え方なんだなって改めて思いました。 日本酒がますます好きなる一冊です。2016/05/28

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