出版社内容情報
勝岡 寛次[カツオカ カンジ]
著・文・その他
内容説明
国内では、朝日が最も強硬に反発した。朝日は社説で、次のような“捨て台詞”を吐いた。“この談話は出す必要がなかった。いや、出すべきではなかった”と(8月15日付)。朝日は、半年間以上にわたって村山富市氏や河野洋平氏を紙面に度々登場させ、安倍談話を牽制し続けたが、その甲斐もなく、遂に村山談話は安倍談話に取って替えられてしまった。朝日は“出すべきではなかった”と強がってみせたが、その本音は、「出してはいけないものを出させてしまった」であろう。
目次
序章 戦後70年目の「安倍談話」は、村山談話を乗り越えたか
第1章 歴史認識をめぐる攻防と「安倍談話」への軌跡
第2章 朝日新聞が歪めた慰安婦の真実
第3章 朝日新聞が歪めた南京事件の真実
結び 朝日が行った二つの「プロパガンダ」
あとがき 「朝日・グレンデール訴訟」のこと
著者等紹介
勝岡寛次[カツオカカンジ]
昭和32年、広島県生れ。早稲田大学第一文学部卒、早稲田大学大学院博士課程修了。現在、明星大学戦後教育史研究センター勤務。朝日新聞「慰安婦報道」に対する独立検証委員会事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。