- ホーム
- > 和書
- > ビジネス
- > ビジネス教養
- > インターネットビジネス
内容説明
派手なギミックも、耳目を集めるゴシップもない。ただ淡々と毎日更新してきただけのカルチャーニュースサイトが、読者やアーティストの信頼を獲得し、「ナタリーありがとう!」と言われる唯一無二のメディアに成長した理由とは?これまで語られてこなかったその全容と、インターネットメディアを「次」へと進める強い確信が初めて明かされる。
目次
プロローグ 不思議なサイトになったもんだ
第1章 ナタリー前夜
第2章 とにかくコツコツやってきた
第3章 ナタリーがナタリーである理由
第4章 「やりたいこと」より「やるべきこと」
第5章 これからのナタリー
特別対談 大山卓也ってこうなってたのか(津田大介×唐木元)
著者等紹介
大山卓也[オオヤマタクヤ]
札幌生まれ。北海道大学文学部卒。1997年よりメディアワークス(現KADOKAWA)にて雑誌およびウェブメディアの編集を手がける。在職中の2001年に個人で作った音楽系テキストサイトが話題を集め、退職後はフリーランスの編集者として活動。その後、代表取締役としてナターシャを設立し、2007年2月から自社運営のウェブメディア「ナタリー」をスタートさせる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
T2y@
18
ぬるくなく、全部やる! ナタリーのこれまでの歩みと熱量が伝わりつつ、後半の津田氏×唐木氏の対談で、著者のパーソナリティが第三者的に見えて来たのがまた良かった。 “基礎体力”があって、当たり前の事を徹底的にやる。 簡単に言えばそうだが、当然そこが難しい。2014/08/24
犬こ
16
本を手に取るまで私は知らなかったのだけれど、ナタリーは音楽ニュース発信サイト。このサイトの立ち上がりから、この本が出た当時のナタリーの成長まで。今はKDDIに買収されたけれども、コンセプトは守るということなので、今後、どう動いていくだろう。2016/03/11
マガリ
15
自分が欲しいサイトがない、ここが全ての原点となる。コンセプトは①批評しない②全部やる。得意なことが効率的に稼げるが、お金ではない。モノのクオリティだけでなく、どう広める(売る)かの発想を忘れてはいけない。情報は正確に伝える、そして早く、美しくあれ。愚直にコツコツやり続ける、情報発信の考え方は参考になる。「やるべきこと」を優先、間口は広いメディアをありたい。ダサいのは『ナタリー』らしくない。溢れる情熱から生まれた「つながり(会社)」、好奇心が旺盛、その行動力に心が熱くなった。★★★★☆2014年8月刊行2014/09/18
まゆ
10
朝ドラの主人公とか一旦馬力とか勢いだけの人とかはおもしろいなって思ってもそれだけだったりするけど、ストイックな人とか冷静にやり遂げる人には全然敵わないと思う。才能とか直感も冴えてるけど、状況もみてる。ナタリーらしさは言葉にできないけどみんなが理解してて、そのために毎日顔を突き合わせて仕事をしてるってあったけど、それちょっとこわい。みんなと同じ方向を見てたつもりがいつの間にか一人だけって体験、よくあるから。2016/06/25
Porco
9
ナタリーってポップカルチャーを扱っているんだからポップな人がやっているのかと思いきや、きわめて真面目な人がやっていて驚きました。ポップと真面目は別に相反するものではないのだけれども。しかし、巻末の津田大介氏と唐木元氏の対談を読むと、やっぱりちょっと変わった人なんだろうと思いました。堀江由衣さん関係の記事2本の件とか。2015/10/24