世界インテリジェンス事件史―祖国日本よ、新・帝国主義時代を生き残れ!

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  • サイズ B6判/ページ数 287p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784575303445
  • NDC分類 391.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

CIA、KGB、モサドといった各国の主要インテリジェンス機関の仕組みを解説するとともに、スパイが暗躍した歴史的事件を分析。かつてインテリジェンス大国だった日本の凋落を嘆き、新生日本に向けた的確な提言を与えている。本文下段に細かな注釈をつけたため、初心者にも読みやすい。著者のインテリジェンス評論の集大成。

内容説明

インテリジェンスの行使は国家の権利ではなく義務である。食うか食われるか…世界は冷酷である。いま日本が危ない。尖閣諸島は日本固有の領土で、わが国が実効支配している。中国は、この現状を崩し、尖閣諸島を中国領に編入する機会を虎視眈々と狙っている。

目次

第1章 インテリジェンス戦争の舞台裏(ゾルゲ事件考察1―処刑;ゾルゲ事件考察2―情報収集;ゾルゲ事件考察3―スパイ活動と女 ほか)
第2章 主要各国のインテリジェンス機関(「米中央情報局CIA」考察1―誕生前夜(前)
「米中央情報局CIA」考察2―誕生前夜(後)
「米中央情報局CIA」考察3―黎明期 ほか)
第3章 「失われたインテリジェンス大国」日本―新・帝国主義時代を生き残る知恵(大日本帝国陸軍『統帥参考』に見るインテリジェンスの真髄1―情報収集の重要性;大日本帝国陸軍『統帥参考』に見るインテリジェンスの真髄2―戦略と戦術;大日本帝国陸軍『統帥参考』に見るインテリジェンスの真髄3―情報収集の態勢 ほか)

著者等紹介

佐藤優[サトウマサル]
作家、元外務省主任分析官。1960年、東京生まれ。同志社大学大学院神学研究科修士課程修了後、外務省入省。在英国日本大使館、在ロシア連邦日本大使館に勤務。95年より外務省国際情報局分析第一課に勤務。対ロシア外交の最前線で活躍し、「外務省のラスプーチン」の異名をとる。2002年5月に背任容疑で逮捕され、東京拘置所に512日間、勾留される。09年に最高裁で有罪判決(懲役2年6月、執行猶予4年)が確定し、失職。逮捕から失職するまでの肩書きは「起訴休職外務事務官」だった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よこしま

14
元外務省職員の著者。過去の事件の紹介を含め、諜報機関の説明です。2014/05/06

たらお

11
事件については序盤のみ。残りは各国の諜報機関の概略。分かることは、インテリジェンス能力は、だいたい国力から乖離することはないということ。そうすると、CIAが最も優れた諜報機関か?といえば、そうならないところがおもしろいところ。偽情報でイラク戦争を始めてしまったり、9.11の国内テロを許してしまったりするように、絶対的なものではなく、どちらかといえば失敗の歴史が多いのだろう。アメリカは圧倒的な軍事力と経済力があることから、諜報機関に重きをおいていないことも関係するのであろう。2016/01/15

新山下

2
実際に起こった個別の世界インテリジェンス事件の解説は第一章だけで、第二章は主要国のインテリジェンス機関について、第三章は旧日本陸軍統帥参考から日本のインテリジェンスのあり方等を解説している。大学教授でもない著者の博学・博識と読み易い表現力には感心する。2012/11/25

hiruhan

2
ウィキリークスのはなしまであたりはおもしろく読めたのだけど、そこから先急に読み進めるのが苦痛になった。なんでだろう。2011/09/13

大森黃馨

1
・購入後にこれが元々はゴシップ誌の連載コラムだったのを知り、愕然とする。成る程、この手の記事によくある扇情性や刹那性の雰囲気を、行間から嗅ぐ。 ・ここに記されしインテリジェンスの世界に、深い感銘を受ける。だがこのまま調子に乗り、「これぞ己の深く感心を持って勉学すべき事」として研鑽しても、結局は世界の諜報活動に詳しいゴシップ的マニア、に堕するのがオチな気がする。それを回避して本当の己の力にするには、どうしたらよいのだろう。       (続く) 2021/10/01

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