内容説明
釉薬の基本は、透明釉にある。透明釉に数パーセントの鉄を混ぜて、酸化焼成すれば黄瀬戸に、還元焼成すれば青磁ができる。しかし、素地土、透明釉の成分、鉄の量、冷却方法など、わずかな差によって、色も肌も千変万華となる。基礎を理解し、自分の色が出せるまでの釉薬のテキスト。
目次
やきものの基礎(窯と焼成;やきものの原料 ほか)
透明釉、灰釉(ゼーゲル式;基礎釉 ほか)
鉄釉(鉄釉七変化;「アルカリ」の違いと発色 ほか)
銅釉(銅は着色剤の女王;「アルカリ」の違いと発色 ほか)
色釉(色釉とは;コバルト ほか)
著者等紹介
津坂和秀[ツサカカズヒデ]
1949年、愛知県名古屋市に生まれる。愛知県立瀬戸窯業高等学校専攻科主任、愛知県立芸術大学陶磁専攻非常勤講師
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