内容説明
酒のすべてを知る男が明かす衝撃の真実。
目次
第1章 日本酒
第2章 焼酎
第3章 ビール&発泡酒
第4章 ウィスキー
第5章 ワイン
第6章 これでいいのか!日本の酒は!!
著者等紹介
大嶋幸治[オオシマコウジ]
元全国小売酒販組合中央会々長。昭和24年生まれ。東京都出身。日本大学理工学部卒業。昭和11年に父親が小金井市に創業した、卸・小売酒販店(株)大島を受け継ぎ、二代目社長となる。平成4年に、世界6000品目の酒類が揃う専門店「パトリオット」を開く。卸・小売だけでなく、焼酎割り用サワー、ミネラルウォーターを企画販売しヒットさせる。東京小売酒販組合理事長、全国小売酒販組合中央会々長などの要職を歴任。東京銘醸倶楽部顧問、焼酎文化・いもづるの会副会長。規制緩和による大手小売業者の進出を憂い、「本当にうまい酒を売っているのは酒販店である」との考えから、これまでタブーとされた大手メーカーの酒造りの実態、「本物の酒」と「問題の酒」の違いを明らかにすることを決意。酒造りから、流通、小売まで、現代の酒事情すべてを語ることのできる論客。自然を守るボランティア団体NPO法人「東京グリーントラスト」理事長も務める
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感想・レビュー
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cronoq
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アルコール業界全般に関する暴露本的要素を持った随筆集。暴露されている内容は的を得たものが多い。著者が日本酒造組合中央会の会長職にあった際のエピソードは、この業界を象徴しているように思える。しかし、暴露されている内容も、書籍として書いてよいものを選んでいるし、ところどころ伏字になっていたりもする。酒類業界の問題の根はもっと深い。発行から10年経つが、やはりこの内容では業界全体を揺さぶる衝撃の暴露本にはなれなかったのだろう。業界に蔓延る問題の端緒を知る為の参考書といった位置づけだろうか。2011/10/19