8時だョ!全員集合の作り方―笑いを生み出すテレビ美術

8時だョ!全員集合の作り方―笑いを生み出すテレビ美術

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  • サイズ A5判/ページ数 271p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784575292046
  • NDC分類 699.67
  • Cコード C0076

内容説明

『8時だョ!全員集合』全765回のコントセットデザインを手がけた著者が振り返る、伝説のバラエティ番組の舞台裏。名作ギャグ誕生の秘密がいま明かされる!門外不出の舞台写真、セット図面を初公開!巻末に16年間の全放映リストを収録。

目次

序章 最高視聴率五十・五パーセント!『8時だョ!全員集合』のセットを作った男
1章 学校コントと「人動主義」―『全員集合』の美術とは
2章 仕掛けのからくりと誕生秘話―笑わせるための発想法
3章 『8時だョ!全員集合』コントセット大全Part1―かあちゃん、商店街、ジャングル、西部劇ほか
4章 笑いを生む小道具の秘密に迫る―対談・山田満郎×西川光三
5章 柱が笑い、階段が歌う―テレビ美術の精華ミュージカルコントの世界
6章 『8時だョ!全員集合』コントセット大全Part2―エスカレートギャグ、実験コント、戦場、時代劇ほか
7章 車が飛ぶ!家が倒れる!―番組最大のスペクタクル「屋台崩し」の世界
終章 セット美術は「花」―デザイナー人生を振り返って

著者等紹介

山田満郎[ヤマダミツロウ]
1943年東京都生まれ。武蔵野美術大学芸能デザイン科卒業。1967年TBSへ入社、セットデザイナーとしてさまざまな番組を手掛ける。1969年10月、ドリフターズ主演の公開バラエティ『8時だョ!全員集合』に第1回より参加。以後およそ16年にわたって、同番組のコントセットデザインを担当。1980年『全員集合』のセットデザインで伊藤熹朔賞を受賞。参加した主な番組に『パンとあこがれ』『進め!ドリフターズ』『クイズダービー』『ザ・チャンス』ほかがある。2001年5月現在、TBS美術センター副理事・業務部長

加藤義彦[カトウヨシヒコ]
売文家。1960年東京都生まれ。得意ジャンルは新旧のテレビ番組および“笑い”に関するもの
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kokada_jnet

32
「全員集合」の美術担当だった山田満郎さんへのインタビューがメイン。 山田さんが保存していた多数の図面・写真資料が収録されている、素晴らしい本。「全員集合」の巨大な仕掛けセットが大好きだった自分にとっては、宝物みたいな本だ。2019/09/12

まるほ

23
ウチの子供達はYouTubeで“8時だヨ!全員集合”をゲラゲラ笑いながらよく観ています。当時の笑いが今の子供たちにも通用するのがスゴいと思います。▼この本は、16年に渡って美術を担当した著者による、コントのセットの裏側を詳らかに明らかにしたもの。当時の手作りのアナログ感に感動。職人魂ですね。毎週の公開放送に合わせて、毎回3日間ほどでセットを考案し作り上げるというのは驚愕。演者も裏方もスゴい熱意です。そりゃ世代を超えても通用するのも納得です。▼ところで、前半コントで最も回数が多かったネタは何だと思いますか?2020/01/13

かたばみ

8
昔テレビで放映していた「8時だョ!全員集合」を、 舞台を切り口に紹介している本です。 全放映リスト等資料的な価値もあります。 舞台の仕掛けの紹介、構造等がたくさん掲載されています。 マニア向けですが、演劇をしているドリフを知らない若い人が読んでも参考になる部分は多いと思います。 それにしても大掛かりなセットを毎週地方の体育館や公会堂に設置しお客さん入れて、生放送でやっていたんだからスゴいなぁ。8時だョ!全員集合のDVDを持っている方は必見です。 以前他所で書いたものに修正しています。2011/11/29

Smith, Ordinary. Person.

4
 当時、最盛期には40~50%の視聴率を稼ぎ、「お化け番組」とも呼ばれたバラエティ番組『8時だョ!全員集合』。多くの人々を笑わせ、また驚嘆させた数々の仕掛けはどのように制作されたのか。数多く掲載された、当時のコントの模様を撮影した写真や再現したイラスト、セット図面と共に、番組のセットを手がけたデザイナーやスタッフが当時の舞台裏を語り尽くす! 特に一軒家を瞬時に倒壊させたり、逆に自動車が突っ込んでも家が倒壊しなかったりと、有名な「屋台崩し」に関する話は驚きと感心の連続で、バラエティ好きなら必読の書!2011/05/06

しょうじ

0
70年代当時は僕は小学生でドリフ世代のど真ん中、毎週土曜はTVに齧りついていた。 今思い返すと、生放送で大掛かりなセットのコントあり、バンド付き歌謡あり、体操、歌ネタ、オープ二ングとエンディングは必須という構成の1時間番組が毎週あったことが信じられない。 トンデモないハードワークが支えていたのだと読んだ感想。2017/09/24

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