戦ぎらいの無敗大名

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戦ぎらいの無敗大名

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  • サイズ 46判/ページ数 328p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575248326
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

戦国筑後の盟主・柳川の蒲池家。嫡男の鎮漣はその気弱な性質から姫若と揶揄されて育った。永禄元年(一五五八)毛利元就の豊前侵攻により北部九州は乱れ、大友家からの離反者が続出。だが、佐嘉の龍造寺が毛利と画策した「大友包囲網」は大友に仕える鎮漣の活躍によって崩れた。結果、大友・龍造寺・島津の勢力争いはあたかも大陸の三国時代かのように拮抗し、裏切りも横行するなか、領主・鎮漣の戦いはひたすらに柳川の民を守るためにあり。殺戮増やすまじ。弱肉強食の時代に一筋の光を放つ名君の、知られざる感動の一生。


【目次】

内容説明

弱いし、強い。その名は蒲池鎮漣。筑後、柳川にあり。こんな男が実在した!熾烈な戦国九州の覇権争いのなかで、要衝を治めるがゆえに有力大名の間で翻弄され続ける領主がいた。日本史上、ほぼ無名な男の、温和で戦国武将らしからずとも己の道を貫いた波瀾の生涯!

著者等紹介

森山光太郎[モリヤマコウタロウ]
1991年熊本県生まれ。立命館大学法学部卒業。幼少期より大伯父から歴史の手ほどきを受ける。2018年『火神子 天孫に抗いし者』で第一〇回朝日時代小説大賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

信兵衛

19
領民や他の領主から「姫若」と嘲られながらも、いつの間にか持ち味を発揮し、皆の無視できない存在になっていくという展開が痛快。 そして、その具体的な活躍ぶりを読むのが楽しい。 とくに柳川城に押しかけた七万もの軍勢にどう対するのか、そこでは合戦の面白さを堪能できて、言うことなし!2025/09/18

igaiga

14
実在の人物につき毎回のごとくwikiでチェックしました。小説ではかなり冷静な人物で、いつでも民の事を考えている。しかし、実際戦うと力を発揮する。こういう人が政治家になってほしいものの、やっぱり悪いヤツはいるもので・・・。2025/08/21

azuno

4
初読みの作者。また戦国時代の九州にこんな争乱があった事も初めて知った。高校の日本史ではこんなの出てこない。(と思う。自分の勉強不足なだけかもしれないけど。)(ちなみに作者は九州熊本出身との事。)どこまでがフィクションかわからないが相当史実に則っている様だ。文章も読みやすい。(ただ人名の読み方が振り仮名最初にふってもらってもすぐ忘れちゃうのが難。)人物造形もうまい。最後のちょっとリドルストーリー的なエンディングもしゃれてます。2025/09/13

黒猫堂▽・w・▽

2
森山光太郎さん「戦ぎらいの無敗大名」読了。戦国時代西海道筑後柳川の城主蒲池家に生まれたものの柔弱な性質から姫若、うつけ者と配下の者や領民にまで馬鹿にされていた十郎鎮漣を主人公とし、大友宗麟、龍造寺隆信、島津義久といった群雄割拠する中、民を苦しめないために戦った武将の物語2025/09/10

kamakatsu

1
史実なのかなと思いながら最後まで読み進めた。史実ならば、それほどまでの大名がいたのかと驚きが隠せない。2025/10/05

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