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出版社内容情報
自らの過ちがきっかけで妻の死に目にも会えず、一人娘とも疎遠になった経済新聞記者。職を辞した男は介護職を得て知り合った車椅子の元外務省官僚から、アフリカでの砂金の買い付けと輸入を依頼される。偽物の砂金、賄賂社会、真夜中の大草原での野宿――。数々の困難に打ち勝ち、男は砂金を手にすることができるのか!?
著者等紹介
小林慧[コバヤシケイ]
生年月日:1949年。出身地:岐阜県。血液型:AB型。大学卒業後、某新聞社経済部記者としてキャリアを積むが上司を殴り退社。以後、経済新聞記者としての経験を活かし、株式コラム、政治家との交流、社会的イベントに参加。生涯現役を貫いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
150
面識のあるウガンダ大使が、推薦文を帯に書いていたので、読みました。小林 慧、初読です。しかしウガンダ、コンゴと言ったアフリカの発展途上国が相手とは言え、主人公は騙され過ぎです(笑)最後も取ってつけたようなハッピーエンドでした。 https://www.futabasha.co.jp/book/97845752478480000000?type=2 2025/01/05
TakaUP48
63
新聞社に勤めるエリート記者・関は、雀荘でのケンカで勾留され、余命わずかの妻の死に目に会えず、残された娘とは絶縁状態になる。自暴自棄となった彼は新聞社を退職し、妻への懺悔の意味を込め介護職に就く。そこで出会った車椅子の元外務省官僚から、アフリカでの砂金買い付けを依頼される。日本での常識が通じないウガンダやコンゴのアフリカの世界。金、賄賂、詐欺、約束を守らないルーズさ、読んでいて、もういい加減うんざり…何度、この本を、止めようと思ったことか。後半、急転直下のサントスの態度と龍の出現で、良いことが…。2025/09/16
ドッケン
27
自伝?だと思います。トラブル続きで面白いのですが、あまりに壮大で理解はできず。。。2025/08/24
いなばさくら
22
長編トレジャーハンティング系ノンフィクション?どちらかの読友さんのレビューを気にして読みたい本登録をしてたんやと思うけど、いや微妙な一冊…最初は若い作家さんで書きなれてないのかなと思ったんですが、実は結構な高齢作家さん。どちらにせよわたしにとってのリーダビリティはかなり低め。科白ばっかりの構成なのに誰の科白か分かりにくいし、そもそも何を言いたいのかが理解しにくかったです。最後の親子物語っぽいのは予想通りやし、まあ他の作品があっても読まないですね。2025/06/07
田中峰和
7
作者の略歴で新聞社出身と書かれていたが、上司を殴り退職とある。本書でも主人公が同じことをしているのは、自伝的要素があるのか。アフリカで砂金ビジネスに手を染め、詐欺にあってしまう。新聞社を辞めて介護の仕事に従事したところ、そこで元外務省官僚と出会い砂金ビジネスの道に進む。早すぎる妻との死別、娘から見放された彼を救ったのは介護の仕事だった。途上国は詐欺だらけという偏見が気になるが、通訳をつけなければ交渉もできない男がしてはいけない仕事。現地のための井戸掘りから砂金を入手。因果応報でめでたしめでたし。2025/08/11