出版社内容情報
物語のラストでこれまでの景色が一変する「どんでん返し」。そんな短編を5つ、収録しました。――家に帰宅すると、なんと男が死んでいた……「妻は嘘をついている」。人気ロックバンドの新曲MVに出演したことで、日常が嫌な方向に向いていく……「まだ間にあうならば」など、心地よさも心地悪さも味わえるミステリ短編集。著者のヒット作『最後のページをめくるまで』『あなたが選ぶ結末は』も合わせて読みたい一冊です。
内容説明
「妻は嘘をついている」帰宅すると、自宅で見知らぬ男が死んでいた。あとから帰宅した妻に訊いても誰だかわからないという。それ、本当? 「まだ間にあうならば」売れない俳優をしているわたし。人気ロックバンドのミュージックビデオに出たことでネットで嫌がらせをされる。いったい誰が? 「三年二組パニック」高校の卒業式で、「誰かが誰かに仕返しをする」という噂が学校に流れ、真相を探る僕。なんでそんなことに? 「家族になろう」義父母が亡くなり、遺品を整理していた僕は、義父が義母に出していた手紙を見つける。隠していたのですか? 「あの日、キャンプ場で」ちょっと勝手な行動が目立っていた大学の映画研究会の仲間が、撮影現場のキャンプ場で死んだ。ねえ、いいよね? ロングセラー『最後のページをめくるまで』の著者によるラストで「えっ!」「うわっ!!」となる作品集。
著者等紹介
水生大海[ミズキヒロミ]
三重県生まれ。漫画家を経て2005年、チュンソフト小説大賞銅賞受賞。08年、福山ミステリー文学新人賞優秀作を受賞。受賞作は『少女たちの羅針盤』と改題しデビュー。14年、「五度目の春のヒヨコ」で日本推理作家協会賞(短編部門)の候補(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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