ゴミの王国

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ゴミの王国

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575247299
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

父の影響で過剰にきれい好きになった日下部朝陽は、東京の民間清掃会社で契約社員として様々悩みを抱えながら働いている。ある日、隣の部屋に住む佐野友笑の部屋がゴミで溢れかえっていることに気がつき、驚く朝陽。物を捨てられない友笑は、ゴミを集めてはアート作品を作っていた。二人の距離はいつしか縮まり、目の前に立ちはだかる壁をひとつひとつ乗り越えていくが--。片付けたい男と片付けられない女。正反対の二人の、未来に希望がじんっと灯る成長物語。

装画:あわい
装丁:bookwall

内容説明

父の影響で過剰にきれい好きになった日下部朝陽は、東京の民間清掃会社で契約社員として様々な悩みを抱えながら働いている。ある日、隣の部屋に住む同年代の佐野友笑の部屋がゴミで溢れかえっていることに気がつき、驚く朝陽。物を捨てられない友笑は、ゴミを集めてはアート作品を作っていた。二人の距離はいつしか縮まり、親との確執や就職問題、人と関わっていく喜びと難しさ…目の前に立ちはだかる壁を、ひとつひとつ乗り越えていくが―。片付けたい男と片づけられない女。正反対の二人の、未来に希望がじんっと灯る成長物語。

著者等紹介

朝倉宏景[アサクラヒロカゲ]
1984年東京都生まれ。東京学芸大学卒業。2012年『白球アフロ』(受賞時タイトル「白球と爆弾」より改題)で第7回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞し、2013年にデビュー。2018年『風が吹いたり、花が散ったり』で第24回島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

105
う~ん、きっと読むタイミングがちょっと合わなかったのかイマイチ作品に入り込めず。朝倉さんの作品、どの作品もグッとココロに響くのですが、なぜか本作はいつもレベルで響かず残念でした。ゴミをテーマに潔癖症の男性と片付けられない女性の関わりを綴っていますが、どちらのキャラにも寄り添うコトができず。しかし、ゴミのコトは十分に学べる一冊なので、少なからず今後の生活にはいい影響を与えてそうです。主人公「朝陽」の一家にもちょっとキモチが動かず、汚部屋の主「友笑」の変に明るいキャラにも抵抗感がありました。次作に期待ですね。2024/04/27

ma-bo

96
綺麗好きな朝陽は民間清掃会社で働いている。一方隣人のモノが捨てれない友笑の部屋にはゴミが溢れかえっている。共に親の影響を受けての性質だ。ゴミの問題を扱っているお仕事小説であり、二人の成長&恋愛要素を含んだ流れ。2024/09/04

みかん🍊

93
ゴミ収集をしている朝陽は父親の影響で潔癖症で部屋は物がなく清潔、しかし隣室の友笑は汚部屋の住人である事が判明し大家さんや友人ミントからきっと孤独のせいだと話相手になって救う事を求められる、友笑はごみ屋敷から助けだされ施設で育っていた、朝陽とミントは友人になりと青春小説の様相ではあるが、現代社会のごみ事情にも触れた社会派小説でもある、分別もせず回収、処分してくれる人たちの事も考えず、処分場の限界が近づいている事も知らずにいる、補充と廃棄で社会は回っているがどちらも出来なくなると社会は回らなくなる。2024/07/26

ででんでん

83
潔癖症の朝陽と、たくさんのゴミ?に囲まれていないと不安でモノを増やさずにいられない友笑。対極にあるふたりの共通点は、極端な親と家庭環境で育ったこと。表紙がかわいらしすぎたこともあり、読み始めてしばらくは途中でやめようかと思ったりしたが、友笑の生い立ちが明らかになったところから、ページをめくるスピードが加速した。転居を控え、不要なものは断捨離せねばと、休日のたびに片づける。そのたびにゴミが出る。売ったり譲ったり…もするけど、大多数はゴミとして出す。家の中はスッキリして嬉しく、その後のことまで考えが至らない。2024/06/08

しいたけ

82
私のホームにもゴミ屋敷から保護された子がいた。そこに至った母親の心情と、ゴキブリやネズミの通り道でもあるゴミの上で寝ることを日常として暮らしてきた子の戸惑いを感じつつ預かりはじめた日々を思い出しながら読んだ。高校を卒業しホームから出ていくだんになって、自治体の強制執行やゴミ屋敷ごと自分達を捨てた父親に対しての怒りを未だ持っていたことを突きつけられ息を呑んだ。綺麗な家と部屋で落ち着いて生活しているかにみえても、彼女は忘れられない王国を持っていたのか。小説自体は重くはなかったが、私には重たい読書になった。2024/06/11

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