奇跡のミシン―天国の声、届けます

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奇跡のミシン―天国の声、届けます

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  • サイズ 46判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575245240
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

東京のアパレルで働く30歳の中村みどりは、両親の離婚以来、27年間離れていた父が突然死した知らせを受け取る。母も亡き今、遺品整理をするのは一人娘の自分しかおらず、父が暮らしていた佐賀県唐津市へ向かう。テーラーを営む父はどうやら最近、故人の愛用品を小物にリメイクする仕事をしていたようだ。残った注文があり、仕方なく引き継いでいると――信じられないことにミシンの中から遺品の主が語りかけてきた! ある父親が結婚する娘に明かしそびれたこと、野球部の優秀キャプテンの意外な思いなどなど、亡くなった本人の口からは予想を超えてくる真実の数々が。2021年放送のNHKの感動ラジオドラマを脚本家自らが小説に!

内容説明

東京で服飾の仕事をしている中村みどりのもとに、物心つく前に別れたきりの父親が亡くなったとの知らせが入る。佐賀県唐津市でテーラーを営んでいた父は、ネクタイをポーチに作り替えたりして、どうやら遺品リメイクの仕事をしていたようだ。残った注文を引き受け、父が使っていた年代物の足踏みミシンを動かし始めると―ここには自分ひとりのはずなのに“誰か”が話しかけてきた…。

著者等紹介

清水有生[シミズユウキ]
1954年東京都生まれ。1974年に板橋区役所に入り、福祉事務所でケースワーカーとして10年間勤務した後、1984年に退職。1987年に「正しい御家族」が「第1回TBS新鋭シナリオ賞」を受賞したことをきっかけに脚本家デビュー。1998年、「第6回橋田賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

122
随分と読みやすい作風だなぁと感じていたら、やっぱり脚本家さんでした。東京にて服飾(パタンナー)の仕事をしている「みどり」の元に幼くして離ればなれになった父の訃報が。物心つく前に別れているだけにしっくりはこないものの、佐賀県唐津市へ渋々向かいます。そこで生前の父が営んでいたのはテーラーのかたわらで遺品リメイクに勤しんでいたらしい様子。父の訃報を知らないまま、遺品リメイクを頼んでいた顧客から次々と催促や依頼がはいってきて、やむなく彼女が引き継ぐコトに。亡くなった方の思いを託される彼女は果たしてどうするのか。2023/07/10

machi☺︎︎゛

103
逝ってしまった人と遺された人とを遺品のリメイクで繋ぐ仕事をしていたらしい父親が死んだ。娘のみどりは3歳までしか父親と暮らしていない。今更父親と言われても、、、。でも遺品整理やら手続きやらで久々に帰ってみると自分の中に残っていた印象とは違う父親の顔があった。そして父親の使っていたミシンを使うと思ってもみなかった事が起こる。父親の思いや野球部主将の思い、いろんな人の思いがミシンを通して遺された人に伝わる。父親の仕事を継ぐのを嫌がってたみどりの気持ちは変わっていく。2023/04/08

そら

78
タイトルどおりの優しい物語。母を亡くし10年パタンナーとして働いていたみどりは突然失業。そこへ縁が切れていた父が他界したと連絡が入る。遺品整理に訪れた佐賀県唐津にて、テーラーを営んでいた父と自分のルーツを知っていく物語。父がやり残した遺品リメイク業をしぶしぶやる羽目になったみどり。父のミシンをかけるとその遺品の死者と会話が出来るというファンタジー作品でもある。唐津弁が不思議と心地よく、唐津くんちの祭りも要素となっている。頁数の割には盛り込んだ内容だが、バランスは悪くない。さすが脚本家、暖かな作品でした。2022/08/07

しゃが

61
東京でアパレルに勤めていたみどり・30歳は両親の離婚後、3歳から音信不通だった父が唐津で死亡と知らされる。“くんちのぼせ”でテーラーを営みながら故人の愛用品を小物にリメイクする仕事をしていた。彼女は残った依頼品を作ることに…。不思議なことに故人が思い残したことや、生前伝えられなかったことを語りかけてくる、ミシンの中から…。そこには父や3年前に亡くなった母の声も…。読みやすくてハートフルであるが、ただ物足りなさは感じ、どこか既視感もあった。⇒2022/06/26

ぶんこ

55
パタンナーだったみどりは失職。求職中に、3歳の時に両親の離婚で生き別れていた父が亡くなり、唐津に行くと、父が頼まれていた「遺品リメイク」の仕事があり、不本意ながら仕事を始める。唐津くんちにのめり込む父のような人を「くんちのぼせ」と言う。祭りの3日間に振る舞う料理だけに100万近くを費やしていた父。その3日間、妻たち女性陣は祭りを見ることもなく台所で料理に明け暮れる。そんな父が、母が死んだと聞き、母の残していった着物でお守り袋を作ったことから、死者の思いを聞けるミシンでリメイクを始めたと知る。2022/10/31

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