出版社内容情報
幕府軍として新政府に最後まで抵抗した元旗本の中野梧一。維新後、その才能を井上馨に買われた中野は山口県令に抜擢され、かつての仇敵・長州へと赴く。その中野の命を農民出身の元奇兵隊士・卓介が狙うが・・・・・・。維新後の新しい世の中に翻弄される二人の男を描いた歴史ミステリー。
内容説明
幕府軍として新政府に最後まで抵抗した元旗本の中野梧一。維新後、その才能を井上馨に買われた中野は山口県令に抜擢され、かつての仇敵・長州へと赴く。その中野の命を農民出身の元奇兵隊士・卓介が狙うが…。政治の世界から実業界に飛び込み大成功をおさめた中野梧一を通して、維新後の新しい世の中に翻弄される男たちの姿を描いた歴史ミステリー。
著者等紹介
岡田秀文[オカダヒデフミ]
1963年東京生まれ。明治大学卒業。99年「見知らぬ侍」で第二一回小説推理新人賞。2002年『太閤暗殺』で第五回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞。『太閤暗殺』は「おすすめ文庫王国二〇〇四年度版」で時代小説部門の第一位に輝く。15年『黒龍荘の惨劇』で第一五回本格ミステリ大賞、第六八回日本推理作家協会賞の候補になるなど、歴史小説とミステリで評価を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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