出版社内容情報
ノンフィクション作家の草下彰は、自身をテーマに作品を書く決意をした。草下の両親は彼が小学生のときに殺害され、犯人はいまだ不明だった。唯一の手がかりは犯行前に草下を訪ねてきた謎の男だったのだ。草下は男の足取りを辿るのだったが……。深く切ない母親の愛情を描く長篇ミステリー。
内容説明
ノンフィクション作家の草下彰は、自分の過去を題材に作品を書こうと決意した。草下が中学生のときに両親は殺害され、その容疑者すら特定されていない。唯一の手がかりは、両親の殺害前に彼の家を訪ねてきたひとりの男だった。男の足取りを辿るうちに、草下は予想もつかなかった真実を知ることになる…。深く苦悩する母と、母子草に込めた思いとは!?圧巻のヒューマンミステリー!
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年東京都生まれ。データベース会社に勤務のかたわら執筆した「原島弁護士の処置」でオール讀物推理小説新人賞、『土俵を走る殺意』で第11回吉川英治文学新人賞、『絆』で第41回日本推理作家協会賞長編賞を受賞。法廷ミステリー、時代物など、幅広いジャンルで活躍中。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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