図書室のバシラドール

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図書室のバシラドール

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  • サイズ 46判/ページ数 332p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575242614
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

直原高校の図書室で働く詩織は将来を見据え、司書資格を取るための勉強をはじめた。だが、常連の生徒が家出したらしいと相談を受けたり、生徒同士がケンカを始めたりと慌ただしい。図書委員が文化祭でビブリオバトルをやろうと盛り上がる一方で、詩織自身の展望はなかなか開けずにいて――ハートフル・ブックストーリー第3弾!

内容説明

直原高校の図書室で働く詩織は将来を見据え、司書資格を取るための勉強をはじめた。だが、常連の生徒が家出したらしいと相談を受けたり、チャーシュー論争の解決に講演会を企画したりと慌ただしい。図書委員が文化祭でビブリオバトルをやろうと盛り上がる一方で、詩織自身の雇用契約の期限が迫ってきて―ハートフル・ブックストーリー第3弾!ちなみに「バシラドール」とは―ノーベル賞作家スタインベックの造語『目的地に急ぐより旅そのものを楽しむ人』のこと。

著者等紹介

竹内真[タケウチマコト]
1971年生まれ。慶應義塾大学卒業。98年「神楽坂ファミリー」で第66回小説現代新人賞、99年『粗忽拳銃』で第12回小説すばる新人賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

136
なんちゃって図書館司書シリーズ第3弾です。すっかり高校図書館司書に馴染んだ感のある「詩織」は司書資格取得のために勉強し始めます。そんな彼女のもとに相変わらず不思議だったり、ひとクセあったりと面倒?な難問が持ちかけられます。今作はこれまで以上に生徒たちの活躍がクローズアップされてる感じがし、彼女との関係も良好具合が読み取れてきます。市立図書館司書「山村」さんとの関係も穏やかではありながら、こちらも良好なようで今後の展開がますます楽しみなお気に入りシリーズです。本作はビブリオバトルに対する見方が変わりますね。2020/04/20

ベイマックス

122
シリーズ3作目。主人公の詩織が司書資格取得のため通信大学で勉強。スクーリングのための登校シーンから物語は始まる。資格の勉強・図書室でのブビリオバトル・図書室ノートから生じてしまったトラブルを解決すべくのブビリオバトル等々。おもしろく読ませて頂きました。物語の中で語られた書籍が巻末にまとめられていて、『やばいなぁ~』と思う。というのも、またまたまた読みたい本が増えてしまう🤣でもさでもさ、こんな高校羨ましいぞ。図書室だけじゃなくて、そんな化学実験ないってさ😂2021/03/04

とろとろ

113
シリーズ3作目なんだと。主人公は通信教育で司書資格取得を目指す。このシリーズ、最初の「図書室のキリギリス」というのを読んでいないので知らなかったが主人公はバツ1なのね。今回もさまざまな本が紹介されていて、巻末にはそのリストまで載っているから、いろいろ読んで見るのもいいのかもしれないと思った。話は家出捜査や書評合戦(ビブリオバトル)やら講演ランチと題材豊富で並行して司書資格の夏休み受講の話まであって、なんだかんだで一気読みでしたね。新しい単語もたくさん出てきたので、今さらながらですが面白かったよ。2020/06/07

ででんでん

104
図書館司書の通信教育、スクーリング…自分の昔のことも思い出して懐かしく感じながら読んだ。仕事の関係で資格を取らねばならなくなったとき、学生時代に取っておけばよかったと思ったが、後から思えば仕事をしながら学ぶというのは、時間的には大変だけど、モチベーションはしっかりしているし、学んだことをすぐに活かせてよかった。高校の図書室というのは未知の世界だけれど、とても魅力的。定期的なビブリオバトル、ランチタイム講演会などうらやましいような企画だらけ。しかし、職業として確かな待遇を得られない状態はなかなか変わらない。2020/05/11

ムーミン

93
本校でも学校司書との連携による教育活動充実の可能性は無限大だと感じています。このシリーズは未来への希望を夢見させてくれます。2020/06/14

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