出版社内容情報
山本一力[ヤマモト イチリキ]
著・文・その他
内容説明
著者が肌で感じた街の匂い、住民の息づかい。舞台は江戸から現代ニューヨークへ。変わらぬ人々の営みが、滋味深く心に沁みる短編集。
著者等紹介
山本一力[ヤマモトイチリキ]
1947年高知県生まれ。東京都立世田谷工業高校電子科卒業。97年「蒼龍」で第77回オール讀物新人賞を受賞。2002年『あかね空』で第126回直木賞、15年に第50回長谷川伸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ダミアン4号
54
人が死んだり殴り合ったり…そういう物語に慣れてしまっていたので物凄く癒された気分になります。日本人作家が描く米国人の描写はどことなくぎこちなくって“こそばゆい”感覚を抱きますが…米国NYのダウンタウンが舞台…あの国が“多民族国家”だという事をつくづく感じます。現大統領は移民に対して厳しい政策を打ち出していますが、その“大統領令”が易々と通らない理由にも納得?(笑)舞台はアメリカだけど…どこか懐かしい下町情緒の様なモノを感じます。物語の合間に登場するソウルフード的な料理も美味しそう!いつか本物を食べてみたい2017/05/04
ちえ
32
若い頃にずいぶん読んだ常盤新平さんのエッセーや翻訳された小説を思い出した。ニューヨークを舞台にした短編集で人と人とのかかわりが温かい…と思ったら、作家は人情話を書く時代小説作家だったのですね。2017/04/23
Nazolove
23
この人の小説、と言えばもっぱら江戸時代の人情話、なんていうのが頭にあったので今回もそんな感じなのかな、なんて思っていたらテイストが違い新しい気持ちで読めた。 ただ内容的にはあんまり・・・っていう感じの話だが、これはこれでなかなかアメリカの雰囲気を味わえる作品ではないかと思った。 これをきっかけにこの人の現代話、なんていうのも読んでみたいな、と思った。(正直この人は歴史小説のほうが似合っているんじゃないか、と思った。)2017/05/27
こうちゃ
20
☆4 現代NYを舞台に、思い出や人との繋がり、結びつきが滋味深く心に沁みる6編収録の短編集。根っからの悪人は一人も登場しないのと、明るいラストに癒された。2017/06/10
ツキノ
14
2017年1月発行。山本一力初読でこの作品は…とわれながら思ったけれど、タイミングだから仕方あるまい。NYを舞台にした人情モノ6篇。いいなぁ。好きだ。日付をきっちり書いてあるのもおもしろい。もっと先の時代の人が読んだら立派な時代小説だ。2017/03/20




