真贋

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  • サイズ B6判/ページ数 342p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784575239676
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報



今野 敏[コンノ ビン]
著・文・その他

内容説明

犯行現場に臨場し、その手口から犯人の目星をつける“盗犯捜査の職人”警視庁捜査三課の萩尾が、相棒の秋穂とともに“盗みの職人”に対峙する人気シリーズ、待望の第二弾!

著者等紹介

今野敏[コンノビン]
1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。レコード会社勤務を経て執筆活動に入り、ミステリーから警察、伝奇、格闘小説まで幅広く活躍。2006年『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を受賞。08年『果断―隠蔽捜査2―』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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評価

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

207
今野敏は、新作中心に読んでいる作家です。今野敏は多作なので、読む頻度も増していて今月2冊目です。今日の人間ドックの検診の間で、ほぼ一気読みです。タイトル通り、美術品の真贋のシンプルなストーリーですが、読み応えがありました。警察と犯罪者の各々の【ベテラン+天才的な弟子】対決は密やかにドラマチックでした。2016/07/13

サム・ミイラ

179
強盗も殺人も出てこない地味めな異色作。世界に四点しか存在しない美術工芸品「曜変天目」の真贋が焦点となる国宝盗難事件は、どこか叙情的でありながら高度なコンゲームとして惹き付けるものがあった。今野敏はこういうものも書けるのだと驚く。文体はこの人らしく実に達観しており世の流れや世代交代をしみじみと描き爽やかな読後感。これは拾いものの一冊だと思う。2017/09/20

やま

163
盗犯を担当する警視庁捜査第三課のベテラン刑事・萩尾警部補と、その部下で萩尾を慕う、美人でショートカットで中肉中背。鍛えられたいい体をしている相棒の女性刑事・秋穂巡査部長30代半ば独身が、窃盗事件の捜査で奮闘する警察小説。此度、萩尾と秋穂刑事は、渋谷の百貨店で模様される陶磁器の展示会に展示される国宝の曜変天目の茶碗を窃盗犯が、偽物とすり替えて盗むと…。曜変天目を展示しているケースは警備が厳重で近づくことが出来ません。そうなると貸出先の美術館から百貨店へ移動する間にすり替えると。それは警備上ない。ならば…。2021/11/04

いつでも母さん

155
萩尾警部補シリーズ第2弾。ジリジリと追いつめる姿が面白かった。きった・ハッタの刑事ものも良いけれど、こういう三課の仕事も良い。国宝の本物と偽物の違いなど私に分かる術は無いが、修復師ならレプリカも造れるのだろう。やはり、今野敏は巧いなぁ。今回のダケ松と音川の関係・舎人と柏井、又 萩尾と秋穂それぞれの繋がりが良い。第3弾を心待ちにして、今作は今野敏を堪能して読了した。2016/08/01

雪風のねこ@(=´ω`=)

137
初読。舎人やダケ松の無粋な言い口と対象に秋穂の遠慮ない物言いが対象的である。ある意味、萩尾と秋穂、柏井と舎人、ダケ松と弟子、それぞれの関係性を描き分けてるのだと感じた。真実は、事象や人の言い分の真贋を見極めて類推していくしかないんだけれど、それは決して一方向からの視点で見るものではなく、相互の関係性も併せて判断するものである。思い込みと決め付けってのは怖いものだと感じた。2017/02/03

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