ゼロワン―陸の孤島の司法書士事件簿

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  • サイズ B6判/ページ数 291p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784575238402
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

街を逃げ出した久我原がやってきたのは、司法過疎地域の南鹿村。村で唯一の法律家となった彼のもとへ、待ってましたと言わんばかりに村人が飛び込んでくる。薄幸の人妻、費用を叩く村の役人、親戚付き合いに難のある一家の大黒柱。久我原は村の雰囲気に慣れぬうちに、三人の難解な依頼を受けることに―。第32回小説推理新人賞受賞作他、久我原が所属する「群馬司法書士青年会」に降りかかった事件を描く二編を収録。現役の司法書士が描く、法律ミステリーの新境地!

著者等紹介

深山亮[ミヤマリョウ]
1973年群馬県富岡市生まれ。慶應義塾大学文学部卒。2003年に司法書士登録。2010年、「遠田の蛙」にて第32回小説推理新人賞を受賞。2012年、孤独死した父の遺言書の謎を追う長編推理小説『読めない遺言書』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆみねこ

66
登記をするお仕事くらいの認識しかなかった司法書士という職業。若手の司法書士が群馬県の過疎の村で開業し、様々な事件と向き合う。面白くないわけではありませんが、主人公に魅力が不足。前橋の大手事務所を離れる事情とかもっと詳しく知りたかったです。著者の本2冊目。2016/10/20

Satomi

66
弁護士のいない群馬県の過疎の村。そんな村で開業した司法書士が主人公の連作短編。殺人のような血なまぐさい事件は起きない。人間の業の深さが原因で起きる事件事故…。難しいミステリーではないが問題にはそれなりの原因があり、その謎や秘密に迫る司法書士のプロの仕事っぷりには関心させられる。司法書士という馴染みのない職業をよく知る事が出来る。悪くはない。面白いと思う。が、主人公にいかんせん魅力が備わっていない…肩入れ出来ない…。これは魅力的なイケメン俳優での映像化向きかも~笑(^^)2016/06/18

扉のこちら側

58
初読。2014年88冊め。司法書士が主人公の連作短編。章ごとに主役となる司法書士がかわるのだが、人物描写が少なくてキャラクターが掴みにくい。冒頭で登場した複数の司法書士は友人同士なのはわかったが、それぞれどんな付き合いなのかがわからないまま読了してしまった。善意の人たちによる事件解決はよかった。2014/02/12

七色一味

51
読破。実は意外と、司法書士のお仕事って関係があったりします。そんなこともあり、興味があって読んでみたんですけど…。いわゆる「代書屋」ってのは、まぁ、今でいうところの「司法書士」と「行政書士」を示してます。どちらも町の法律家という位置づけですが、そんなにドラマチックな仕事じゃないと思うんですよねぇ。まぁ、「事件」といえば事件ですが…う~ん、どうもねぇ…。2014/09/07

ゆみきーにゃ

39
《図書館》短編集。可もなく不可もなく…2014/06/04

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