内容説明
風森の一族は特殊な能力、技術を隠し、ひっそりと暮らしてきた。その力の獲得を目論む組織が介入し、戦いが始まる。悪い偶然が重なった末に、ヤクザ、輝田組も絡み、情勢は混沌としてまったく予断を許さない。行動をともにすることになった謎の女、名美。彼女の恐るべき能力が明らかになり、予想もつかないフィナーレへと導かれていく―。
著者等紹介
高橋克彦[タカハシカツヒコ]
1947年岩手県生まれ。早稲田大学卒業後、83年『写楽殺人事件』で第29回江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。86年『総門谷』で第7回吉川英治文学新人賞、87年『北斎殺人事件』で第40回日本推理作家協会賞を受賞。92年『緋い記憶』で第106回直木賞、2000年『火怨』で第34回吉川英治文学賞、12年には第15回日本ミステリー文学大賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しーふぉ
15
信じたこと全てが現実になる能力・・・何でもありですね。頑張って読了。この著者は美術品を絡めた話しの方が好きです。2015/05/20
tama
15
図書館本 面白かった。この作家さんの、他の似たような題材の作品より随分いい。**内部のたたずまいなんか感心するわ。この落差感で別の作品(主人公のパパを主人公にして)を書いて欲しい。登場人物は若干多過ぎ。きっとこの人、書いてるときは「うおー」「てめえっ」とか吼えてるんじゃないか。2013/08/17
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
14
宇宙人の登場ということでいろいろ展開を予想していたのだけど、まさかの展開で大団円。というか、ほぼ無敵のあの力は総門谷の力と同種のモノのような気がする。それにしても、あの親父の身勝手さは地球の血か、宇宙の血かどっちだ?2013/04/06
まるちゃん
9
久しぶりの高橋さん。東北とくれば…やはり出ました!皆さんの感想にもありましたが総門谷シリーズなどと比べると少しスケールがと思いますが、このハチャメチャさでも最後まで読んでしまう面白さは流石です2013/07/17
ヒコーキ雲
8
2013年2月上梓。下巻後半は名美の能力の設定が凄すぎて冒険要素がなくなって心理戦みたいになってしまった。久しぶりの古代宇宙人もの(?)だったので期待していたのですが…。2014/03/17