Junk(ジャンク)―毒にもなれない裏通りの小悪党

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784575237474
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

俺には悪癖がある。癖と呼ぶにはあまりにも危険な行為のそれは、掏摸。犯罪行為と向き合う男の姿を描く「指」。ひょんなことから刑務所前の飯屋を切り盛りすることになる俺。味が評判を呼び人気店になる。だが、それを苦々しい思いでみる者がいた。その者の思惑とは…「飯」。中篇2編収録。

内容説明

都内某刑務所前。つぶれかけた粗末な飯屋がある。そこの手伝いて、刑務所を見張り、ある男が出所したら知らせてくれと頼まれた俺。ヤバさを感じながらもおいしい条件に承諾したが、案の定、面倒なことになっていく…。善人ではない。かといって悪人でもない。強かだけど時に脆い。そんなわたしたちを見つめ、見守ってくれる傑作小説集。「指」「飯」の2編を収録。

著者等紹介

三羽省吾[ミツバショウゴ]
1968年岡山県生まれ。広告代理店勤務を経て、2002年『太陽がイッパイいっぱい』で第8回小説新潮長篇新人賞を受賞しデビュー。06年『厭世フレーバー』で吉川英治文学新人賞候補(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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なゆ

57
〝毒にもなれない裏通りの小悪党〟とある通り、ヤバい世界のそばにいる、ちょっとはみ出した男の話、『指』と『飯』。『指』は掏摸がやめられない男が巻き込まれるヤバい計画。これはこれでハラハラ面白かったが、もうひとつの『飯』が面白すぎた。刑務所の門の前にある小さな飯屋を手伝う仕事を請け負ったクドウ、実は門を見張り、写真の男が出所したら知らせるという任務。ところが、飯屋のジジィが倒れてひとりで切り盛りを任されるあたりからの展開が…読んでる方も任務忘れて楽しんだよ。そっか、金庫破りはそこに繋がったか、ナルホド~。2017/10/31

ぶんこ

42
掏摸と鍵師の物語2編。子持ちのサラリーマンだが掏摸の誘惑に抗えない前田信二郎。掏摸の世界を垣間見られたのは面白い。鍵師の方はプータローで借金持ちでヒモのようなタクミだったのが、刑務所前の食堂で働くことになった事で、汗水流して働く喜びを知る?いい加減な若者に思えたタクミですが、意外に真面目で正直、働き者なのには驚かされ続けました。アキさんが選んだだけの人だった。そのアキさんがいい味出していて、考案する料理がどれも美味しそう。㐂楽がどうなっていくのか気になります。2017/12/13

papako

32
三羽さん文庫新刊。いつもの感じとちょっと違ったけどこれはこれで面白かった。特に『飯』のお店改良計画が楽しい。伝説の鍵師ヨシエの影でつながる短編。2014/09/17

ひな

24
前に読んだ路地裏ビルヂングも面白かったけれど、これもまた楽しめた。「指」と「飯」の二編で、少しだけ繋がっている。「指」も良かったけど、「飯」の方が断然面白かった。アキちゃんがいい人過ぎるけど、どんどん店が繁盛していく様子は楽しい。何気に登場するサイさんも良かった。ちょっとアウトローぽさもありつつ前向きに進んでいくラストも好み。また他の作品も読んでみたくなった。2017/11/25

18
先日読んだ“紙つなげ…”に影響されたのでしようか、外と中の紙のギャップが気になって^^;何か意図が?そんなことを感じつつ読み始めましたが、すぐにどうでもよくなりました。さくさくと楽しめました、“飯”のアキさんのメニュー美味しそう♪2015/04/10

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