ロード&ゴー

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  • サイズ B6判/ページ数 372p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784575236767
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

救急車が爆弾を持った男にジャックされた!男は隊員を人質にとり、都内の救急病院を回るよう指示する。果たして犯人の狙いは何か?過熱するマスコミに追われながら、機関士の生田温志が都内を奔る!ノンストップ医療アクション。

内容説明

元暴走族の過去を持つ消防隊員、生田は、周囲も認めるベテランの運転手。だが、二カ月前に異動してからは、慣れない救急車のハンドルも握らなければならなくなった。そんなある日、路上で倒れていた男を車内に収容したところ、突然、その男、悠木がナイフを手に救急隊員のひとりを人質にとる。同じ頃、警察とTV局に謎の男から犯行声明が入った。男は、悠木の家族を人質にしていることと、悠木に爆弾を持たせていることを告げ、二億円を要求する―。

著者等紹介

日明恩[タチモリメグミ]
神奈川県生まれ。日本女子大学卒業。2002年『それでも、警官は微笑う』で第25回メフィスト賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

113
作者名など知りもせず読み終えてから奥付を見たら名前に振り仮名が振ってあった。え、めぐみ?やっぱり、女性だったのね。全篇にわたってそんな匂いがそこはかとなく漂っていた。ちなみに無意識に、"road&go" だと思っていたのであった(笑)。2010/12/14

しろいるか

113
タイトルと装丁と序盤を読んで、救助隊員たちの群像劇?と思っていたが、1台の救急車が路傍の傷病者を収容したことから巻き込まれる劇場型犯罪。早い段階でホワイダニットは想像つくが、救急車内の緊迫した様子や、それを見守るマスコミ、警察、消防無線を傍受する女子高生と視点が変わるので、とてもテンポよく読めた。悠木の自白から有明病院までがちょっと冗長なのと、終わりは都合よ過ぎの感はあったが、トリアージや隊員の判断ミスから生じる悲劇にも胸が痛み、読後考えさせられる良い作品だった。2010/11/09

ダイ@2019.11.2~一時休止

103
Fire's Out外伝って感じ。救急隊の団結力がすごく、面白かった。2014/03/05

七色一味

103
読破。終盤の首都高あたりは不必要。それまでが良かっただけに残念。主人公の、組織内でのポジションや主張を強調したかったのだろうか? 犯人たちの主張には納得もできるし同情もするけれど、手段には同調できない。何だかんだ言っても自分たちの思いを満たすことにしかならない──と言うか、満たされたのか? 彼らはそれで何を得られたのか? 映像向けの作品だが、映像ににすると、きっと薄っぺらになるんだろうな…。2013/03/08

夜梨@灯れ松明の火

99
警察シリーズ、消防シリーズと同様、救急隊で働く「人」とその「仕事」を取り上げた作品かと思って読み始めました。ところが、いきなり救急車がジャック!話が思わぬ方に転がりだしました。でも、面白い!救急車もノンストップですが、本もノンストップで一気読みでした。ラストは少々現実離れし過ぎですが、それだけに、現場で働く皆さんの苦労が良くわかる作品となりました。都知事は、もう少し救急医療について勉強してください。消防、警察、そして自衛隊も、国や国民を守る仕事についている人たちが、少しでも働きやすい環境となりますように。2012/10/30

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