内容説明
凄惨だったが、単純な殺人事件に思えた。包丁で刺された男性は死亡し、被疑者の女は素直に犯行を自供している。動機も十分に納得できるものだった。だが、沢木検事は最初から違和感を拭えないでいた。そして、彼女の思わず発したひと言に沢木の疑念は確信に変わる。事件の真犯人は!?そして女が隠し通そうとする秘密とは!?迫真の司法ミステリー。
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年東京生まれ。データベース会社に勤務のかたわら執筆した『原島弁護士の処置』でオール讀物推理小説新人賞、『土俵を走る殺意』で第11回吉川英治文学新人賞、『絆』で第41回日本推理作家協会賞長編賞を受賞。法廷ミステリー、時代物など、幅広いジャンルで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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