出版社内容情報
私たちはたくさんの愛を贈られて生きている。この世に生まれて初めてもらう「名前」。放課後の「初キス」。女友達からの「ウェディングヴェール」。子供が描いた「家族の絵」――。人生で巡りあうかけがえのないプレゼントシーンを、小説と絵で鮮やかに切りとった12編。贈られた記憶がせつなくよみがえり、大切な人とのつながりが胸に染みわたる。カバーを広げると一枚の包装紙になるラッピングカバー版。カバー裏面には、スピンオフ短編と描き下ろしイラストを収録。
小説・角田 光代
1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞、96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、98年『ぼくはきみのおにいさん』で坪田譲治文学賞、『キッドナップ・ツアー』で99年産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2000年路傍の石文学賞、03年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞、06年「ロック母」で川端康成文学賞、07年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、11年『ツリーハウス』で伊藤整文学賞、12年『紙の月』で柴田錬三郎賞、『かなたの子』で泉鏡花文学賞、14年『私のなかの彼女』で河合隼雄物語賞、21年には現代語訳した『源氏物語』で読売文学賞を受賞。
絵・松尾 たいこ
広島県生まれ。約10年間の自動車メーカー勤務を経て32歳で上京。セツモードセミナーに入学。1998年よりイラストレーターに転身。大手企業の広告などに多くの作品を提供、手がけた本の装画は300冊を超える。角田光代や江國香織との共著や、エッセイ、絵本も出版。イラストエッセイ『出雲IZUMOで幸せ結び』『古事記ゆる神様 100図鑑』を発表するなど、神社や古事記にまつわる仕事も多い。それらの経験を通じ、火・風・水・土など神羅万象に神が宿るという古代日本の概念に共感。そのような世界感を、アクリルガッシュを使ってカラフルでポップな美しさで描く作風が幅広い世代から支持されている。
内容説明
この世に生まれて、初めてもらう「名前」放課後の「初キス」女友達からの「ウェディングヴェール」子供が描いた「家族の絵」―小説と絵で切りとった、じんわりしあわせな十二景。
著者等紹介
角田光代[カクタミツヨ]
1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞、96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、98年『ぼくはきみのおにいさん』で坪田譲治文学賞、『キッドナップ・ツアー』で99年産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2000年路傍の石文学賞を受賞。03年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞を受賞する
松尾たいこ[マツオタイコ]
広島県生まれ。短大卒業後、広島でOL生活を経たのち、95年セツ・モードセミナーに入学。98年ギャラリーROCKETにて初個展。第一六回ザ・チョイス年度賞鈴木成一賞受賞。フリーのイラストレーターとなる。2001年に初の作品集『Holiday』を発表。現在、広告・CDジャケット・雑誌・書籍などのほか、ファッションブランドやミュージアムショップにも作品を提供し、幅広い分野で活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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けんとまん1007
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