神なき国の神々

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  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784575235081
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

神も言祝ぐ時代小説傑作集、「武智麻呂の虫」「与一」「敢えて銘を刻まず」「勘弁ならねえ」「狐落とし」「私はひばり」の6編を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

三門 優祐

2
人に薦められて読んだ。癖は強いが嵌ると堪らない味。「勘弁ならねえ」が絶品。「敢えて名を刻まず」「私はひばり」も大変良かったかと。2010/11/14

johanna.K@よはんなと読む

1
奈良1鎌倉2江戸2昭和1の6短編集。最初の一編が排泄物満載で、去り際のセリフも、そもそも死因に関連性がないので史実との整合性がというか話として巧くまとまった感が感じられなかったため失敗したかと思ったが、以降は書き方に面白みが出て楽しく読めた。少し胃もたれする文章ではあるが。宮部みゆきの初期江戸短編集や浅田次郎の昭和初期短編集と少し似たところがあるかもしれない(敢えて言うなら漫画『もやしもん』の石川雅之初期作品『人斬り龍馬』とか『カタリベ』がより近い?)が、個人的にはこちらが好みに合った。2010/07/11

クリイロエビチャ

1
「私はひばり」。美空ひばりのそっくりさん「大原真美」の話がとても心に残った。ものまねショーを観に行く人たちの気がしれないと思っていたが(そっくりさんじゃなくて本人のショーに行けばいいじゃん、と)、気持ちが少しわかった。この作家の文体は少し個性的で好き嫌いがわかれると思う。2010/05/22

rubix56

0
頁を開いて、しょっぱなから、『大化の改新』と、珍しさから、CP1、読み進めた。 その後に、後ろの方をパラパラとめくると『美空ひばり』と。 どうやら、オムニバス形式らしい。 2014/10/22

有泉

0
最初はどうも漢文調というのかクセのある文体で読みづらく、読むのをやめてしまいそうになった。その時代に詳しくないのも関係していたと思う。しかし、江戸時代になるとスラスラ読めた。特に狐落とし。こういう風に順序立てた落とし方は面白い。この話だけ随分新しい話だった。私はひばりも、美空ひばりの生前を知らずとも楽しんで読めた。2014/05/02

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