内容説明
課長の本音―不眠不休で働いて、金はたまらずストレスたまり、行きつく先は家庭不和。こうなったのは部下のせい。だから奴らをコロしたい。「お前ら、みんな死刑!」『都立水商!』『ドスコイ警備保障』につづくユーモア・ノベルの決定版。
著者等紹介
室積光[ムロズミヒカル]
1955年、山口県生まれ。映画・テレビの俳優を経て、劇作家に。現在、東京地下鉄劇場主宰
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感想・レビュー
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yamatoshiuruhashi
44
個人的第二次室積ブームで古本入手で読み始めると当初は通勤電車の中からノリが悪い。職場の会話のできない新人、家庭での違和感。そんなところに殺人の話。室積本に殺人は似合わない、と思っていたが段々と物語に入ることができた。改札で挨拶をしてくれる駅員さんの渡す小さな幸福。その幸福を受け止めた人の総和は膨大である。自己都合だけで常に周囲を不快にさせる人間が周りに与えた不幸せの総和は人を殺したと同等である。いやいや納得しそうで怖い。結局は釈迦ならぬ女の掌の上で男たちは踊り続けるのか。2020/11/12
ざるめ
12
ある日突然始まる小森課長の優雅な日々(^^;)何かが起こるたびに「詰めが甘いよ!バレたらどうするの?(゜゜;)」とドキドキハラハラしたけれど、予想に反してずーっと続く優雅な日々(--;)終いにはKSC(小森生活向上クラブ)の教祖に(^o^;)でも自分で手を下さないとダメなんだね~(-.-)そして結局、女性の手のひらの上なんだ(;゜∇゜)2018/12/19
asa
12
結構ハチャメチャな展開。正義という名のもとにドンドン殺しまくる。それが組織化されていくのだが、読み手の好みを選びそう。でも、女って怖いです(笑)2011/04/02
しょこ
5
次々と殺人が起こるのに重くなく、さらっと読めました。小森課長のいう『正義』が真っ当なようで、でもなんだか違う方向性を辿っていきます。この後どうなるの?というところで終わってしまったのが惜しい!!小森課長と家族、仲間たちのその後が気になります!2015/08/27
魚京童!
5
相変わらず、くだらない。2014/07/05
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