内容説明
「守りたい、この町を」高原の集落に侵入した“霧”のような連続殺人犯。受けてたつは唯ひとりの警察官・上松五郎巡査疾る!江戸川乱歩賞作家の最高傑作。
著者等紹介
池井戸潤[イケイドジュン]
1963年岐阜県生まれ。慶応義塾大学法学部卒。三菱銀行勤務などを経て、98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞。デビュー以来、銀行ミステリーの新星として脚光を浴びている
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感想・レビュー
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ひろ
32
池井戸潤は、『BT'63』と『空飛ぶタイヤ』しか読んでないけど、今回は前のような感動がないなあと思ったら、初期の作品なんですね。目に見えぬ犯人の残虐さにドキドキしながら先に進みましたが、ラストは肩透かしを食らったようなあっけなさ。犯人の動機も今ひとつ分からないし、多くの伏線も謎を残したまま。不完全燃焼で読了です。2017/08/24
ichi
28
【図書館本】池井戸さんのミステリーでした。結末をもう少し詳しくしてもらえたらよかったなぁ。違う意味で新鮮な感じでした。2016/12/24
くまんちゅ
23
銀行ものでもなく、企業ものでもない池井戸さんのパニックサスペンス。中盤から終盤にかけては一体誰が真犯人なんだろうと考えながら読ませられ、ひょっとしたら一番怪しいそのまんまの人が犯人なのか?と思わせておいて最後の最後に真犯人が明かされる展開。ただ、それがちょっと急な展開なので正直「えっ!?」て感じでした。真犯人の動機も「MIST」の中っていうことなんでしょうか。2014/12/03
なな
22
池井戸さん やっぱり面白い。 もう読まずにはいられず 寝る間も惜しんで読破。 今回は全く犯人が分からなくて 面白かった。2014/03/12
よむよむ
21
そうそう、池井戸さんは乱歩賞作家さんでした。別方面で楽しませていただいていたので、忘れていました^^; 前振りや人物が多すぎの感がありますが、それなりに楽しめました。2011/05/15