内容説明
核物質輸送列車が忽然と姿を消し、大都会中枢部が切り取られる―。“知性を備えた野獣”による、この奇想天外な消失マジックを、支倉捜査官をはじめとする『自治警特捜』のメンバーは看破することができるのか。
著者等紹介
芦辺拓[アシベタク]
1958年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業後、読売新聞大阪本社に勤務。86年に「異類五種」で第2回幻想文学新人賞に佳作入選。90年に『殺人喜劇の13人』で第1回鮎川哲也賞を受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
91
自治警特捜その2。犯人よりも自治警特捜に対抗する警察の方が悪者に見えてくる。2015/05/19
ヒロくん(脱脂)
1
推理物ではなくストーリーテリングに徹した新境地、ということらしいですが…うーん、全体的にちょっと…。社会派を気取るのかエンターテイメント作品にしたいのか中途半端な感じ。2014/11/20
kenplus
1
大都市を舞台にした壮大なマジックショーに乾杯って感じ。古き良き時代の探偵小説を思い出させる対決も面白かった。作中でも触れられた以前の事件も読んでみようと思う。「これはますます痛快だね。街に消えられた側ばかりか、消された側も言いようのない不安と恐怖に襲われるわけだ。いや、実に面白い。逆に言えば、君が挙げたような状況をつくり出すことができれば、街を消したと同じことになるわけだ」2014/02/10
鈴と空
1
事件の設定とか裏にいる人の正体にビックリ。列車の消失トリックよりも、その後の展開の方が面白かった。2008/11/27
二分五厘
0
2002.6.5