帰らざる故国（くに）〈上〉

牧南 恭子【著】

双葉社（1998/04発売）

• サイズ B6判／ページ数 416p／高さ 20cm
• 商品コード 9784575233339
• NDC分類 913.6
• Cコード C0093

内容説明

北陸・福井出身の祖父は奉天会戦に出征。日露戦争後、満州で馬賊となり事業を起こした。父親はその事業を継いで奉天の成功した実業家となる。一人娘のルイは、上品な亡き母とは比較にならぬ父親の後妻、妖艶な苑子と“女の争い”を演じる。そして激しい行動力で、関東軍の敗色濃いノモンハンへ恋人を追って行くが、その恋人とはなんと…。旧満州全盛期。自由奔放に生きる“炎の娘”ルイ。日本人社会に繰り広げられる愛欲の葛藤。壮大なドラマは『風と共に去りぬ』に迫る。

感想・レビュー

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[雨猫]

昭和14年満州国、主人公ルイ16歳の時から物語は始まる。母が亡くなり父は再婚。しかし父の再婚相手苑子はルイが恋する医師多岐川の元妻であった。女のバトルが長々続いたらヤだな、と思ってたがそうはならず。ルイは別の男と結婚、出産。そして兄と夫が戦死。amazonには「風と共に去りぬ」に迫るとあったが、似た感じはある。下巻へ。

2014/10/14