内容説明
リルガミンを襲った嵐は三日間続いた。その嵐の中、戴冠式をすませたばかりの女王アイラスの姉・ソークスが、封印されたダパルプスの穴に入り消息を絶った。その間、不思議なことにリルガミンの五賢者のすべてが意識を失っていた。さらに凶報は続く。ニルダの杖の輝きが弱まり、五賢者の一人タイロッサムがリルガミンに反旗を翻した。ダパルプスの穴に籠り、魔物の召喚を始めたというのだ。王宮選りすぐりの兵士たちが幾度も呪いの穴に挑んだがことどとく失敗。頼みの綱である近衛軍までもが全滅し、女王は国中に布告を出す。反逆者タイロッサムを討て、と。そして、悪夢の迷宮を舞台に冒険者たちのドラマが始まる…。