内容説明
世界有数の温泉大国に生き、年に何度も温泉に通いながら、正しい温泉の利用法を私たちはあまりに知らない―。温泉で健康になる身体のメカニズムを解明し、湯治に始まる日本の入浴文化を見直しながら、ホンモノの温泉を見分けるために必要な最新情報をも網羅。温泉教授による「温泉健康学」の集大成である。
目次
第1章 日本人の健康を守ってきた入浴文化
第2章 温泉はなぜ、身体に効くのか
第3章 温泉でガンにならない身体をつくる
第4章 温泉が最先端の医学だった時代があった
第5章 心までも“酸化”させてしまう塩素系薬剤
第6章 ホンモノの温泉を見分ける目
第7章 正しい入浴法―湯治に学ぶ
著者等紹介
松田忠徳[マツダタダノリ]
1949年、北海道洞爺湖温泉生まれ。文学博士、医学博士。札幌国際大学観光学部教授(温泉学)、モンゴル国立医科大学教授(温泉保健医学)、北京徳稲教育機構教授(温泉学)。“温泉教授”で知られる温泉学の第一人者で、海外を含めこれまで4700湯を踏査。全国の温泉地活性化を指導し、温泉による健康保養地医学、予防医学の研究を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かみゅ
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自他共に認める「温泉教授」入魂の一冊。温泉をこよなく愛する著者が「温泉のディスクロージャー」を合言葉に、誤った温泉の“常識”を否定し、日本人に古来より備わる温泉への想いを掻き立てようとする名著。マニアックな温泉を褒めちぎるだけのような本ではなく、湯布院、黒川、熱海、城崎を始めとする温泉なども取り上げている。気張らずに気軽に読める上、読むと温泉に行きたくなるので披露が溜まっている方におすすめでは。少々皮肉が過ぎて嫌味たらしく聞こえはするが、それは御愛嬌で。2014/08/20
DEN2RO
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「間違いだらけの入浴常識」が副題です。日本の法律では温泉と名乗ってよい湯が実は由緒正しい温泉とは言えないのでした。本物の温泉で正しい入浴をすることで免疫力が高まり、健康の維持・増進につながります。水増し沸かし直し塩素たっぷりの「温泉」だけは避けたいと思いました。2013/11/23
SS
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昔から良いものはよいということ。日帰りでなく本物の温泉で湯治したし。2013/11/12
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