双葉新書
プロジェクトGT‐R常識はずれの仕事術

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  • サイズ B40判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784575154207
  • NDC分類 537.92
  • Cコード C0295

内容説明

カルロス・ゴーンCEOに全権を委ねられた水野は、ばらばらに集められたチームを率い、従来の半分の予算と人と時間で世界初のマルチパフォーマンス・スーパーカーを創り上げる。そこにはこれまでのビジネス常識では考えられない驚きの方法論が数多く存在した!

目次

第1章 発想の原点
第2章 不遜な新人
第3章 ミスターGT‐R
第4章 到達目標
第5章 基準改定
第6章 戦いの舞台
第7章 外のスケール
第8章 匠の世界
第9章 追記―本当の価値

著者等紹介

水野和敏[ミズノカズトシ]
1952年長野県生まれ。工業高等専門学校卒業。1972年日産自動車入社。R32スカイライン、初代プリメーラ(P10型)車両パッケージ設計を担当。1989年ニスモ出向。耐久レース(グループCカー)のチーム監督兼チーフエンジニアに就任。国内グループC耐久レースや、ル・マン24時間、デイトナ24時間など、国内外のレース活動・マシン設計を指揮した。市販車部門に戻り、CVE(チーフ・ヴィークル・エンジニア)としてV35型スカイライン、ステージア、Z33型フェアレディZを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

黒瀬

96
2007年。日本からとんでもない車が誕生した。日産GT-R。日常の買い物車にも真冬の凍った路面でも使え、一度鞭を入れれば敵なしの速さを誇るマルチハイパフォーマンススーパーカー。デビュー後も毎年改良を加えて進化した車がいかにして作られたか。それは生みの親である水野さんがモノづくりの常識という壁を破り「そんな事が出来るはずない」という外野を黙らせたから。常に原点回帰すれば機能は多様化してもスリムになっていくもの。詳しくなるほど視野が狭まる中で目から鱗の記述が多く、全てのモノづくりに通ずることが書いてありました2020/05/04

issy

1
ミスターGT-Rの少年期から日産入社時、挫折と復活、その後の活躍が自身の言葉で語られる。「お客様」に向いて仕事をすること、社内外の常識や基準にとらわれず常に本質は何かを徹底的に考え抜くこと、工数ではなく能数でチームをマネジメントすること、時間軸を意識し過去のデータや計画だけに固執せず夢や目標をアップデートし続けること。大企業日産という組織がしばしば彼の仕事の壁になりつつも、ゴーンCEOや現場メンバなどの理解者・支援者によって多くの成果が実現されたことも事実。2014/02/17

しのはら(か)

1
製品寿命を延ばして、その分中古の査定金額がアップするようにすれば、価格増でも実質的な値上げにはならない・・。興味深いビジネスモデルである。「一番知っている人を奥に置く」「余裕のあるふりをする」「品質保証上は保証しないが、サーキットも走ることを想定」なども備忘録として。「他に、類似の実例があって、実績があるのか」だけが許可の判断基準になってはだめ。徹底的にニーズを知ってもインナースケールとアウタースケールの溝は埋まらない。ユーザーも評価者になったら評論家の目になる。「支払った」という感覚は得られない。★★★2013/11/10

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