双葉新書
福島に生きる

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  • サイズ B40判/ページ数 207p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784575153866
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0295

出版社内容情報

芥川賞作家であり、東日本大震災の復興構想会議委員も務める著者は、いまなお原発から50キロ圏の福島県三春町で住職を続ける。福島に住み続けるとはどういうことか。放射能にどう向き合うべきか。日本人に警鐘を打ち鳴らす渾身の一冊。

内容説明

2011年3月11日、未曾有の大震災が東日本を襲った。さらに福島第一原発から膨大な量の放射性物質が放出され、人類史上稀にみる災厄に追い打ちをかける。原発から西45キロに位置する福島県三春町の寺に住む作家は、そのとき何を感じ、何に祈ったのか。福島に生き、福島を見据え続ける筆者が問う、これからの東北、これからの日本。

目次

第1章 あのとき福島で、東北で、起きていたこと(2011年3月11日午後2時46分;津波の凄まじさに言葉を失う ほか)
第2章 復興と再生、そして失われたものたち(わが故郷・福島の歴史と沿革;情報のダブルバインドが混乱に拍車をかけた ほか)
第3章 東京から見た「フクシマ」(菅総理からの電話;原発問題は扱わない!? ほか)
第4章 それでも私は福島に生きる(気が遠くなるような除染作業;陸前高田の放射性物質問題 ほか)

著者等紹介

玄侑宗久[ゲンユウソウキュウ]
1956年福島県生まれ。慶応義塾大学文学部中国文学科卒業。現在は臨済宗福聚寺第35世住職。福島県警通訳(英語・中国語)。福島県立医大経営審議委員。花園大学国際禅学科、新潟薬科大学応用生命科学科、客員教授。2001年、「中陰の花」で第125回芥川賞受賞。2007年には柳澤桂子氏との「般若心経いのちの対話」で第68回文藝春秋読者賞を受賞。2011年4月から東日本大震災復興構想会議委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

6
今まであった普通の生活が、急に遠いものになってしまう。その辛さというのは、いくら想像しても実感はできないだろう。特に、今までうまくいかないことが多くとも努力してやっと形になったものが、自分の責任によらずなくなってしまえば、その悲嘆は更に大きくなる。2013/10/12

ほっそ

4
震災当日、停電で原発事故に関しては、「蚊帳の外」だったので、本書にて復習。原発の危機は、当日の夕方からからだったとは。かなり距離ある場所にいたとはいえ、のんきにもほどがあると、自分自身を反省。 三春は、ライフラインなんでもなかったことも知り、改めて広い東北を実感しました。 2012/04/05

うめこ

3
ばあちゃんに借りる。難しい。2015/04/04

ヘンリー

2
タイトル違うでしょ。「福島に生きる」が正しい。わかってるつもりでいても、現地に暮らす人たちの身になって云々…というのは、容易なことではないな。あらゆる点で。2011/12/12

tellme0112

1
僧侶が書いたということで、牛の処分と震災の鎮魂の矛盾ついた点に迫力を感じた。ブログ見てみよう。2013/04/30

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