内容説明
「少しでも高いレベルの野球選手になってもらいたい」―野村克也は現場のコーチや選手に対して厳しく注文をつけていた。コーチや選手たちからすれば、相手チームと対戦する前に、ベンチ内の監督とも闘わなくてはならない。つまり味方であっても、ベンチ内では「見えざる闘い」が繰り返されていたのだ。「そんなこと言ったって、無理なものは無理なんだよ」「監督の求める要求は高すぎる」…13人のサムライたちとの、ベンチ裏での闘いを紹介する。
目次
「ノムラの理論」を頑なに拒否し続けた男 笘篠賢治
明暗を分けた二人の性格 西村龍次
「二代目ミスター」襲名ならず 長嶋一茂
「脱・ブンブン丸」との葛藤 池山隆寛
「野村野球」を受け入れなかった理由 岡田彰布・今岡誠
天から見放されなかった男 山口重幸
忘れられない引退勧告での「涙」 飯田哲也
そして戦いは果てしなく続く 柳田浩一(昌夫)
息子・克則との固い絆 一場靖弘
「人気」「実力」があるがゆえに生まれた嫉妬心 古田敦也
「ガラスのエース」からの脱却 岩隈久志
野村克也を最も近くで見続けた男 橋上秀樹
著者等紹介
橋上秀樹[ハシガミヒデキ]
1965年生まれ。千葉県出身。安田学園高校から1984年ドラフト3位でヤクルトスワローズに捕手として入団。のちに外野手に転向。主に終盤の守備固め、対左投手用の勝負強い代打として活躍。1992年に左翼手のレギュラーを獲得。渋いバッティングでチームのリーグ優勝、日本一に貢献。1997年に日本ハムファイターズ、2000年には野村克也監督に請われ阪神タイガースに移籍し、この年限りで現役引退。2005年、新規参入した東北楽天ゴールデンイーグルスの二軍守備走塁コーチに就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kinupon
再び読書
nutts
しんたろう
湘南☆浪漫【Rain Maker】